「落ち着いているように見えるけど」2か月ぶり弾で逆転勝利に貢献のソン・フンミン、実は… 指にはまだ内紛想起のテーピング

現地時間3月2日に開催されたプレミアリーグ第27節で、トッテナムはクリスタル・パレスとホームで対戦。59分に直接FKで先制を許すも、その後に猛反撃を見せ、3-1で逆転勝利を収めた。

勝利を決定付けたのが、ソン・フンミンだ。アジアカップ中に内紛で指を怪我し、まだテーピングは巻いた状態のなか、2-1で迎えた88分に独走からGKとの1対1を確実に制し、健在ぶりを知らしめた。

韓国メディア『xports news』によれば、同国のスーパースターは試合後、「アジアカップから帰ってきて、またゴールを決められて本当に嬉しい。ファンの声援を聞くとより嬉しくなるよ」と喜びを伝えた。

【動画】ハーフウェイラインから圧巻の独走→冷静フィニッシュ!韓国代表主将ソン・フンミンの鮮烈弾
また、「キーパーと1対1の場面では、とても落ち着いているように見える。どんな心構えでプレーしている?」という問いには、こう答えた。

「落ち着いているように見えるけど、緊張しているんだ(笑)。お褒めの言葉には感謝するよ。50メートル近く走ったので少し難しかったね。ボールを取られないように、相手の前でしっかりタッチするようにした。ゴール前やキーパーとの1対1の際は、できるだけ冷静でいようと心掛けている。興奮しすぎると、思い通りにボールを蹴れないからね」

2か月ぶりのゴールで、得点数をプレミアリーグ6位タイの13に伸ばしたソン・フンミン。ここから量産体制に入り、現在5位のトッテナムをチャンピオンズリーグ出場圏内の4位以上に引き上げられるか。冷静沈着なキャプテンに期待が懸かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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