犬が『耳を動かす』心理4選　喋らなくても耳の形で気持ちが読み取れる？

犬が「耳を動かす」心理

耳を動かすことは、犬にとってのボディーランゲージです。言葉を使わない犬だからこそ、言葉以外の方法で気持ちを伝えたり、表現したりしています。

たとえ長年一緒に暮らす飼い主であっても、耳の動きだけでは、犬の気持ちの全てを読み取ることは難しいかもしれません。

愛犬が耳を動かすのはどんなときなのか、今どのような状況にあるのか、体の他の部分の動きなども合わせて読み取ってみましょう。

犬が右耳と左耳をキュッと寄せるのは、「緊張」の表れです。この耳の動きは、立ち耳特有であると言えますが、耳をキュッと寄せ合うことで、耳と耳の距離が短くなって見えます。

耳と耳をキュッと寄せた状態のまま、耳をピクピクと動かすこともあります。音や声の正体を探っているところです。

聞き慣れない音や声を聞き、緊張して右耳と左耳をキュッと寄せているのです。

犬が耳を精一杯に後ろに倒すのは、恐怖心の表れです。これは、立ち耳の犬にも、垂れ耳の犬にも見られる耳の動きです。

垂れ耳の犬の場合では、「後ろに倒す」というよりも「後ろに引っ張られている」というように見えるかもしれません。耳の長さによって、違って見えることがあります。

犬が恐怖心から耳を後ろに倒しているときは、しっぽも下向きに精一杯に垂れ下がっています。太ももの間に挟み込むようにする場合もあります。その場から逃げたくて急に走り出す犬もいますし、あまりの恐怖心から身動きができなくなってしまう犬もいます。

犬が耳を精一杯に後ろに倒しているときは、犬がパニックを起こさないように配慮してあげてくださいね。

犬の耳の根本が脱力し、横に垂れるときは、リラックスしているサインです。これは、垂れ耳特有の耳の動きであると言えます。

もともと垂れ耳のため気づかれにくいボディーランゲージではあるのですが、よく見てみると、耳と耳との距離が広がって見えることが分かるかと思います。

嬉しそうに目を細める犬もいますし、口角をキュッと上げて微笑んでいるように見える犬もいます。口を開けて舌を出している場合、とびきりの笑顔を向けてくれているようにも見えて可愛いですよね♡

犬が耳を真横にペタリと倒すのは、嬉しい気持ちの表れです。

飼い主が帰宅したとき、耳を真横にペタリと倒し、しっぽだけではなく、おしりまで振って出迎えてくれることがあります。「嬉しい！」という気持ちが溢れていて、飼い主をハッピーな気持ちにしてくれます。

耳を真横にペタリと倒したときの犬の表情は、満面の笑みに見えます。同時に目も細める犬が多い傾向にあるようです。

実は、飼い主だけではなく、他人にも見えてくれる耳の動きです。「またあなたに会えて嬉しいです♡」というサインなので、ぜひ笑顔で返してあげてくださいね。

今回は、犬が「耳を動かす」心理について解説しました。

犬の気持ちは耳の動きにもよくあらわれます。愛犬が耳をぴくぴく動かしているとき、（何か聞こえているんだな…）と思うことがありますよね。

繊細で敏感な犬ほど、ちょっとした物音にも反応し、耳をよく動かしているのではないでしょうか。

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