男子高校生に暴行を加え、現金を脅し取ろうとしたとして、男4人が警察に逮捕されました。
傷害と恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは▽広島市安佐北区に住むアルバイト従業員の男（20）▽南区に住む作業員の男（20）▽安佐北区に住む大学生の男（19）▽東区に住む無職の男（20）のあわせて4人です。
警察によりますと、4人は去年11月6日、安佐北区内の公園で18歳の男子高校生の顔面を殴り、腕に関節技をかけるなどの暴行を加え、頸椎ねんざのほか、左顔面と左太ももを打撲する全治10日間のけがを負わせた上で、「2万でいいけ持って来いや」などと言って、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。
また、11月8日には、同じ男子高校生に電話をかけて、「10万」「ヤクザ呼ぶけぇね」などと脅した疑いが持たれています。
男子高校生が帰宅後に両親に相談したり、警察に届け出たりして、恐喝については2件とも未遂に終わったということです。
調べに対して、アルバイト従業員の男は「間違いない」と供述し、容疑を認めているということです。
一方、残る3人は容疑を否認、または一部否認していて、それぞれ▽作業員の男は「間違いないが、電話の件は知らない」▽大学生の男は「公園に一緒に行ったが、何もしていない」▽無職の男は「一緒にいたが、関わっていない」と供述しているということです。
逮捕された4人は友人同士で、被害者の男子高校生と面識はあるものの、詳しい関係性は捜査中だということです。
