5日(火)から6日(水)にかけては、低気圧の影響で、本州各地で雨や雪が降り、西日本や東日本は局地的に大雨の可能性がある。東日本の山沿いでは雪の降り方が強まるため、なだれに注意が必要だ。
低気圧が発達 雨風強まり荒天に
5日(火)から6日(水)にかけて、前線を伴った低気圧が発達しながら本州を東へ進む影響で、本州の広い範囲で天気が崩れる。低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、局地的に雨雲が発達しそうだ。上空の寒気が抜けているため、平地ではほとんど雨となるが、東日本の山沿いや東北の各地では雪が降る予想。風も強まり、各地で荒れた天気となりそうだ。
西～東日本 警報級の大雨の可能性も
九州では早ければ4日(月)の夜から雨が降り出し、そのまま雨雲が東に広がる。西日本は5日(火)の午前中から、東日本は5日(火)の午後から、東北は6日(水)から降りだす所が多い。
各地にまとまった雨雲が広がり、西日本や東日本では局地的に雷を伴って激しく降るおそれがある。関東や東海の沿岸部では、6日(水)の朝にかけて警報級の大雨となる可能性もあり、土砂災害などに注意・警戒が必要だ。
山沿いは大雪のおそれ なだれに注意
東日本の山沿いや東北の各地では雪が降る予想。5日(火)の夜から6日(水)の朝にかけては雪の降り方が強まり、大雪となる所もありそうだ。気温があまり下がらず、重たく湿った雪となるため、なだれに注意が必要。
関東の雪は山沿いが中心だが、予想より気温が少し下がれば、内陸の平地でも雪になる可能性がある。6日(水)の朝の通勤通学は、時間に余裕を持って行動したい。（気象予報士・小林雅美）
