この春、ガーデニングデビューしたい人へ「おさえておきたい2つのポイント」
いよいよ春本番!新しい季節は、何かステキな趣味を始めてみる絶好のチャンス。
まだ少し冷たい春風を感じながら、今年こそガーデニングを始めてみたい!と計画を立てている人もいるのでは?
今回は、初心者でも楽しみながら始められるように、ガーデニングのポイントをご紹介。
あわせて、キュートな姿とは裏腹に、とても丈夫に育つ花々を参考価格とともにご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この春、ガーデニングデビューしたい人へ「おさえておきたい2つのポイント」
【ポイント1】環境
お庭、玄関まわり、ベランダなど、栽培する環境をまずチェックしましょう。植物によっては日なたを好むものもあれば、逆に強い日差しを避けたほうがよいものもあります。
育てたいお花と生育環境が合っているか、事前に確認しておくと失敗がありません。
ガーデンの広さを考え、適したサイズに育つ草花を選ぶことも大切です。張り切って色々な種類を植えて株が密集してしまうと、風通しが悪くなり病害虫の原因になってしまうことも。
植物が元気に育つために、必要なスペースを確保するようにしましょう。
【ポイント2】一年草?それとも多年草?
一年草は、発芽して花が咲き種をつけるまでのサイクルがワンシーズン。開花後は枯れてしまいますが、残された種から次の年にまた育てることもできます。
たくさんの花を咲かせる一年草は、短い間に満開のお花を楽しみたい場合にオススメです。
多年草は花を咲かせた後もていねいに育てて冬越しをさせれば株が大きくなり、毎年花を咲かせてくれるのが魅力です。季節や経年によってさまざまな変化を見せてくれます。
愛情込めてじっくり育てたい人には花をつける庭木を選ぶのもおすすめ。比較的コンパクトに育つものであれば、鉢植えで栽培できるものもあります。
次では、この春、思わず庭にお迎えしたくなる、かわいくて育てやすい多年草・一年草をじっくり写真でご紹介します!
【春のガーデニング】思わず庭に迎えたくなる「キュートで育てやすい」多年草・一年草5選<写真一覧>
さいしょに、この記事で紹介する一年草、多年草をいっきに写真で鑑賞しましょう。
外部配信先で写真を閲覧できない場合は、LIMOサイト内でご覧ください。
アネモネ Anemone coronaria/キンポウゲ科
2.2 ルピナス Lupinus/マメ科
ジャーマンカモミール Matricaria chamomilla/キク科
カレンデュラ(キンセンカ) Calendula/キク科
スイートアリッサム Lobularia maritima/アブラナ科
お庭に迎えてみたい花はありましたか?各植物について、次で詳しく見ていきましょう!
【春のガーデニング】思わず庭に迎えたくなる「キュートで育てやすい」多年草・一年草5選
ここからは、前ページでご紹介した植物をひとつずつ解説していきます。
アネモネ
- 学名:Anemone coronaria
- 科名:キンポウゲ科
- 形態:多年草
- 草丈:15~50cm程度
- 開花期:2~5月ごろ
春の訪れを告げる花として古来から愛され神話や伝説にも登場しているアネモネ。画家ルノワールが好んで描いた花のひとつでもあります。
風に揺れてカラフルに咲いているアネモネですが、花びらのように見えている部分はじつはガクなんです。愛らしい姿ですがとても丈夫なので、初心者にも育てやすいしょう。
※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)
ルピナス
- 学名:Lupinus
- 科名:マメ科
- 形態:一年草、二年草、多年草
- 草丈・樹高:20~150cm程度
- 開花期:4月~6月ごろ
オオカミという意味のラテン語「lupus(ループス)」に由来した名を持つルピナス。荒れ地でもたくましく育つ生命力を、オオカミの強さにたとえているそうで、ガーデンでも育てやすい草花です。
天に向かって藤の花が伸びていくような姿が印象的で、昇り藤(ノボリフジ)という和名も縁起がよさそうです。
ホワイト、パープル以外にピンクやイエローなど、カラーバリエーションも豊富。存在感があるので、目にするたびに気分を上げてくれることでしょう。
※参考価格:200~700円前後(3号ポット苗)
ジャーマンカモミール
- 学名:Matricaria chamomilla
- 科名:キク科
- 形態:一年草
- 草丈:30~60cm程度
- 開花・収穫期:3~6月ごろ
可憐な白い花が咲くジャーマンカモミール。人気が高く、春のガーデンでよく見かけます。リンゴのような香りも楽しめ、ハーブティーとしてもおなじみですね。
入浴剤やポプリなど、生活のさまざまなシーンで登場する草花。初心者でも育てやすく、屋外でも室内でも栽培可能です。
暑さに弱いので、夏場は直射日光を避けるとよいでしょう。
※参考価格:400円前後(3号ポット苗)
カレンデュラ(キンセンカ)
- 学名:Calendula
- 科名:キク科
- 形態: 一年草、多年草
- 草丈・樹高:10~60cm
- 開花期:12~5月ごろ
黄金色の花がパッと華やいだガーデンにしてくれるカレンデュラ。古来から薬用や料理の着色料としても利用され、お守りのような扱いをされていました。
日当たりと水はけのよい場所であれば育てやすく、ほったらかしに近い状態でも長い間咲き続ける強い花です。
元気をくれるビタミンカラーに加え、手間がかからないのでとても人気があるお花です。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
スイートアリッサム
- 学名:Lobularia maritima
- 科名:アブラナ科
- 形態:一年草、多年草
- 草丈:一年草 10~15cm程度/多年草 20~30cm程度
- 開花期:一年草 2月下旬~6月上旬、9月下旬~12月上旬/多年草 周年
本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、高温多湿に弱いので日本では一年草扱いに。ただし最近は近年では、生育旺盛で一年中開花する多年草タイプも登場しています。
タネまきや栽培は難しくないので、ガーデニング初心者でも育てやすいのが魅力です。
小花が手まりのように丸く集まって咲くさまが愛らしく、グラウンドカバーとしても重宝。ガーデンがふんわりとした雰囲気になります。
ボリュームがあるので、鉢植えにしてこんもりとした姿を楽しむのもよいでしょう。
※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)
4. まとめ
これから暖かくなるにつれて、あちこちでもきれいな草花を目にすることでしょう。自分のお気に入りの花を咲かせるために土いじりをすることで、豊かな気持ちになりますよ。
育ててみたいものが見つかったら、あなただけの素晴らしいお庭づくりをぜひ楽しんでみてくださいね。