瀬戸大橋線 記念ヘッドマーク披露 JR四国 3億人キャンペーン開始

記念ヘッドマークを付けて出発する快速マリンライナー=JR高松駅

 JR瀬戸大橋線の利用者が今春で累計3億人に到達する見込みになり、JR四国は3日、謝恩キャンペーンをスタートした。初日は高松市のJR高松駅で記念ヘッドマークのお披露目式があり、1988年4月の開業から36年で迎える大きな節目を祝った。

 記念ヘッドマークは、キャンペーンのロゴマークを使用した。瀬戸内海をイメージした青色で「3億人」の文字をあしらい、瀬戸大橋を渡る列車を描いた。12月ごろまで快速マリンライナーに取り付けるほか、特急しおかぜや南風などの車体にロゴマークを施す。

 お披露目式で、同社の長戸正二鉄道事業本部長が「本州と四国を結ぶ大動脈として定着している。これからも安全で快適なサービスを提供したい」とあいさつ。佐々木龍次高松駅長の合図で、記念ヘッドマークを付けた午前11時10分発の快速マリンライナーが岡山に向け出発した。

 キャンペーンの期間は年末まで。お披露目式に先行して、3億人の達成日を予想するクイズや、四国を走る特急列車の自由席が3日間乗り放題になるJR四国チケットアプリ限定きっぷの販売を展開している。

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