【ジブリパーク「魔女の谷」を深堀り】ハウルの動く城「ハウルの城」と「ハッター帽子店」編

ジブリパークに2024年3月16日(土)開園する待望の新エリア「魔女の谷」。魔女の谷にあるのは、『ハウルの動く城』の「ハウルの城」や「ハッター帽子店」、『魔女の宅急便』 の「グーチョキパン屋」や「オキノ邸」、『アーヤと魔女』 の「魔女の家」など。今回は、ひと足早く内覧会に参加して見つけた、『ハウルの動く城』の「ハウルの城」と「ハッター帽子店」の魅力を深掘りしてご紹介します!

主人公たちが暮らす「ハウルの城」

「魔女の谷」エリアでひと際目立っているのが、高さ20mの「ハウルの城」。まわりの荒地の様子までリアルに再現されています。

時に城の一部が動き、煙をはく様子は、劇中のシーンそのもの。

脚の質感までリアルではありませんか。ジブリパーク「魔女の谷」では、こちらの中に侵入できるのです。

お城は2階建て。まずは1階から見学してみましょう。よく見ると、階段の上には椅子やロープなどがぶら下がり、なんだか荒々しい造りになっています。

「カルシファーの炉」がある居間

正面の扉を開くと「居間」がありました。劇中に何度も登場する空間がリアルに再現されていて、ハウルファンはたまらないはず。

一番に目に入るのは、やはり「カルシファーの炉」。

映画の中では喋り、動き、さまざまなものを熱するお茶目なカルシファーですが、こちらはリアルな「火」に近いものでした。帽子と杖は、まぎれもなく主人公ソフィーが身につけていたアイテムですね。彼女はここでカルシファーの話を聞きながら、うたた寝していました。

たくさんのもので溢れかえったお城の中。とくに食べ物や食器が全体に散らかっていて、ソフィーが引き受けた「掃除係」の必要性を感じます。

「ジブリ飯」といえばベーコンエッグ!

散りばめられた映画のエッセンスを、宝探しのように見つけていくのが楽しいです。ダイニングテーブルは、必ずチェックしたいポイントのひとつ。

『ハウルの動く城』に登場する「ジブリ飯」といえば、ベーコンエッグ! カルシファーが焼いた半熟の黄身が美味しそうな卵と、縁がカリカリでジューシーそうなベーコンが盛り付けられています。

ハウル、ソフィー、マルクルが食卓を囲むシーンは印象的でした。

窓からは街並みが見える仕掛けが。

ドアの横には、城の行き先を決めるルーレットもあります。

引越しのシーンでハウルが床に描いたあれも。

奥にはソフィーのベッドも発見。

よく見ると、メッセージが書かれている紙も。

2階は撮影できませんでしたが、ハウルの寝室、衣装部屋、アトリエ、マルクルの部屋、浴室があり、こちらも映画さながらの世界で見応えがあります。とくに「ハウルの寝室」はインパクト大。ハウルファンは必見です。

とにかく物が多いので、一つひとつのものに想いを馳せじっくり見学するためには、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

カブのフォトスポット

ハウルの城をバックに、カブの写真を撮れるスポットもお忘れなく。

近くにはヒンもいますよ。

ソフィーが働く「ハッター帽子店」

主人公ソフィーが働く「ハッター帽子店」。正面は帽子やキャンディーが販売されているショップですが、中庭から奥に進むと、少し隠れた場所に「ソフィーの作業場」があります。

緻密に再現された「ソフィーの作業場」

小さな部屋の中には、カラフルなマテリアルがぎっしり。窓枠や棚のデザインまで緻密に再現されています。

窓に向いて腰掛け、黙々と作業をするソフィーの姿が浮かんできますね。

映画にも登場する花のコサージュボードがキレイで、釘付けになってしまいました。

一つひとつの素材までしっかり作り込まれた繊細さ。ディテールの描き方が美しいジブリ映画ならではの空間は、画面を飛び出してもなお「ジブリらしさ」が忠実に表現されています。

ディテールに注目したい空間

「ハウルの城」と「ハッター帽子店」は、とにかく細部までゆっくり眺めて堪能したい場所。ジブリらしい小物づかいや仕掛けを間近で見学し、映画の世界と重ね合わせてみてください。

ジブリパーク

愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1

平日10:00~17:00 土・日・休9:00~17:00

>>営業時間とカレンダー

休園日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)

年末年始及びメンテナンスなどの指定日

>>ジブリパークへの行き方(アクセス)

>>チケットの種類と料金

※チケットは予約制です。「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」(以上、魔女の谷)、「地球屋」(青春の丘)、「サツキとメイの家」(どんどこ森)計5つの各建物内部観覧は「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」が対象となります。

※ジブリパークは通常の営業時、一部を除き、撮影できません。

※各店舗の営業時間は、ジブリパーク公式の案内にてご確認ください。

© Studio Ghibli

[Photos by Yukika Sonoda]

© 株式会社オンエア