「恋人や親友、推しのアイドル…執着できるものがない私。どうすれば?」悩み相談にお姉さまが的確にアンサー

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
2月20日に配信されたエピソードの中では、リスナーから寄せられた《人に執着できない。何かに執着するには?》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

叶姉妹

お便りの内容は、以下の通り。
《私は誰に対しても依存心や執着心を持つことができません。もちろん、友人は全員ほかに替えのきかない大切な存在です》
《しかし、次第に疎遠になることがあっても、原因を考えて改善しようとしたり、私から連絡を取るという考えに及ぶことができません》
《恋愛の最中だとしても、相手との恋に盲目になることもできません。また、趣味も熱中できるほどのことがありません》
《でも、周りの人たちは、恋人や親友、推しのアイドルや趣味など、どうしても離したくないものがあるようです。私もそういう感情を経験することが必要なのでしょうか》
《また、何かを執着するほど思うことができるにはどうしたらいいのでしょうか》

恭子さんはまず、相談者が友人のことを「替えの効かない大切な存在」と表現しているのにもかかわらず「疎遠になったら受け入れる」と述べていることについて、疑問を口にした。続けて「そんなに深く考えず、自由に受け取ればいいのでは」と助言した。
「この方、ご自身の中で戸惑いを持ってらっしゃるなと思ったのが、『替えがたい人』って表現してる方が、友人でいる。にも関わらず、その方に対しては別にそうでもなくなるって書いてらっしゃるでしょう?」
「替えがたい人っていうのは、そんなふうにあっさりと、そういうこと(離れられる)ではないはず。あくまでも私の考えの1つですよ」
「だけど、そんなにまで深く考えず、ご自身がもっと自由に受け取ればいいんじゃないですか?」

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

「執着する気持ち」は、意識するものではなく、自然と湧いてくるものだと恭子さんは語る。
「執着にしてもどんなことであっても、ご自身の中からフツフツと、火山の噴火がもうじき、〇〇山がもうじき噴火しますよっていう。アレがないと、本当のものではない。だから、人口噴火みたいなこともしなくてもよろしいでしょうし、本当にもっと自由な心でご自身の人生を生きていけば、もっと楽しいはずだと思いますよ。執着っていうのはね、自然と出てくるんですよ」
一方、「自分に執着心はない」と話す恭子さん。ジュエリーやドレス、靴などは「欲しい」と思っても一度手に入れると興味が薄れてしまうのだそう。
美香さん「お姉さんって執着とかあるんですかね?」
恭子さん「執着、ないのよ。例えば、どうしても欲しい物はその場で絶対買う。じゃないと、もう一度行ったときには誰かが買ってるかもしれない……ことなんてないほど高いものかもしれないけれど」
「そうであっても、それが気になってしまうから、まず自分の手元にあることがとても安心。だけども、それを忘れてしまうこともよくある」
「だから、例えば違う国に行ったときに、『あっ(これ欲しい)』って思ったときに、サイズが合わなくても買ったりしたりとか。こんな素敵なものがって思って買ったわりには『これ、お姉さん持ってますよね?』って美香さんに(言われる)」
「だから、最終的には3足同じようなものがあって。欲がないと言えば嘘になる」
続けて恭子さんは、「執着はポジティブよりもネガティブを生み出すことが多くある」と自身の考えを語る。
「執着から私の物欲みたいな話になっちゃってますが、執着っていうのは割とポジティブなことよりも、ネガティブなことを生むことが結構あると思うんですよね。だから、もともと持ってらっしゃらないんであれば、『幸いに』と考えながら、普通に自然に自由に過ごされるとよろしいんではないですか?」
美香さんも「他者に執着して時間を使うよりも、自分のための時間をつくるほうがいいのでは」とコメントした。
「この方の場合は、執着というと自分ではなく他者、自分以外のものに対して対象であるのではないかと思うんですが、その分、ご自身のための時間をつくられるほうがいいですよね」
最後には二人のこんなやり取りで回答が締めくくられた。
恭子さん「反対に、この方が求めてらっしゃるご自身の性格は『そうしたほうがよろしいんでしょうか?』っておっしゃっていることは別にしたほうがいいのか、そうじゃないのかっていうような、努めてそうするべきようなことが何も入っていない」
美香さん「だから、わざわざしなくてもいいですよねっていう」
恭子さん「わざわざというか、無理なことなのよ。ある意味では。とか、不自然なこと。だから、『それをやめなさい』って言われても(難しい)」

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