伝統の奇祭「つつこ引き祭り」5年ぶり通常開催 今年は商売繁盛の年に 福島・伊達市

江戸時代から300年続く伝統の「つつこ引き祭り」が、福島県伊達市保原町で5年ぶりに通常の規模で開かれました。

新型コロナウイルスの影響で5年ぶりに通常の規模で開かれた「つつこ引き祭り」。下帯姿の男たちおよそ60人が蒸かしたもち米が入った大俵、「つつこ」をかついで街を練り歩きました。

「つつこ」は長さ1.8メートル、直径1.5メートル、重さはおよそ800キロあります。このあと行われた引き合いでは、「上方部(かみほうぶ)」が勝てば「五穀豊穣」、「内町(うちまち)」が勝てば「無病息災」、「下方部(しもほうぶ)」が勝てば「商売繁盛」の年になるとされています。

ことしは「下方部」が勝って、「商売繁盛」の年となり、祭りは盛り上がりを見せました。

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