大砲・幡地隆寛がニュージーランドで初の祝杯「うれしさをかみ締めて」

幡地隆寛がニュージーランドで初優勝(提供:アジアンツアー)

◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープンby SKY SPORT 最終日(3日)◇ニュージーランド・ミルブルックリゾート(コロネット、リマーカブルズ両コースの複合コース=6964yd/パー71)

30歳での初優勝は、日本を飛ばして海外で飾った。幡地隆寛が3位から出た最終日にボギーなしの4バーディ「67」をマークし、通算17アンダーでホールアウト。クラブハウスリーダーとして待つ中、首位から出たツアー10勝の50歳スコット・ヘンド(オーストラリア)が最終ホールでパーパットを外して優勝が決まり、両手を突き上げて喜んだ。

前半に2つ伸ばして、首位に立った。11番(パー3)では右側の岩に当たったボールが逆サイドの崖の途中で止まり、絶体絶命のピンチ。4mほどショートしたアプローチを沈めて、耐えた。

その後、2バーディを奪うものの、チャンスホールの17番(パー5)を取れずに最終組のヘンドに並ばれた。

ヘンドは18番で、着実に2オン。プレーオフが確実視される中、1mのパーパットを外した。幡地は「最後のバーディパットをあそこまでオーバーできたのは、素晴らしいプレーだったと感じました」とベテランの戦いぶりをたたえた。

身長188センチの身体を生かし、日本ツアーの2020―21年シーズンにドライビングディスタンス1位(313.04yd)に輝くなどパワーを武器の一つとして戦ってきた。昨年の「関西オープン」2位が自己ベストだった。

「まずはたくさん連絡が来ると思うので、一つ一つ返していって。きょうのうれしさをかみ締めて、今晩過ごせればと思います」と喜んだ。

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