会社で、電話をかけると → 向こうから大爆笑が! 新人社員のミスに「そりゃ繋がらんわ」「めっちゃ笑った」

社会人になりたてのころ、それはそれはたくさんの事務的なミスをやらかしてきた私。今回は私の実体験から、ミスが重なりとんでもないところに電話をかけてしまった話を紹介します。

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「急ぎ」PCに貼られたK子からの付箋

新入社員だったころ、私がチームミーティングのため席を外していたときのことです。

私宛てに担当顧客であるABC株式会社のA様から急ぎの電話があったらしく、同期のK子が「急ぎ・ABC株式会社・A様・電話番号・電話を受けた時間(K子)」を付箋に書いて、私のパソコンの画面に貼っておいてくれました。

電話をかける私……頭の中がパニックに!

チームミーティングが終わり席に戻ってきた私は、急ぎと書かれた付箋がパソコンに貼ってあるのを発見。急いで付箋に書かれていた電話番号に電話をかけました。

すると「お電話ありがとうございます。〇〇〇(自社名)でございます。」と電話口から聞こえました。

一瞬頭がパニックになったのですが、急いでいたので何かの聞き間違いかと思ったのと、また「早くしないと!」と焦っていたこともあり……。私は負けじと「〇〇〇(自社名)の〇〇(私の名前)と申します。」と続けました。

一瞬フロアがザワついた……

すると、電話口から爆笑する声が聞こえてきました。そこで私は「そりゃ繋がらんわ」と状況をやっと理解。なんと、同期が付箋に書いてくれた電話番号は自分の会社の電話番号だったのです!

自社の電話番号を覚えていなかったので、それに気付かず私も電話してしまい……。遠くの席で私からの電話を取ってくれた先輩は、ニヤニヤしながら終始こちらを見ていました。先輩の周りの席にいるほかの人たちも何が起こったか分かったようで、大爆笑。

デスクに置いていた名刺が原因だった

ABC株式会社からの電話を取った同期のK子は、焦った様子で「私、やらかした?」とすぐさま私の席に駆け寄ってきてくれました。電話番号が間違っていたことを伝えると謝罪してくれたので、わざとではなかったようでホッとしました。その後、先輩や周りの社員を含め、みんなで笑い合いました。

ほかのお客様から自社の電話番号を聞かれることもあるため、受話器のそばに自分の名刺をいつも置いているK子。このときは間違えて名刺に書いてあった電話番号を書いてしまったそうです。

この事件があってから、私もK子もしっかりと自社の電話番号を暗記しました。その後、入社から13年ほど同じ会社で働き、多くの後輩を見てきましたが、自分のデスクから自分の会社に電話をかける人は1人もいませんでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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