転職に役立つと思う資格ランキング...3位「TOEIC」、2位「税理士」、1位は?

「2024年に取得したい資格ランキング」と「転職に役立つと思う資格ランキング」の結果はいかに――。

学研ホールディングスのグループ会社、ベンドの運営するサイト「資格Times」が、「今現在取得したいと思っている資格」「転職・昇格に役立つと思う資格」についてアンケート調査を行い、その調査結果を発表した。2024年1月24日の発表だ。

「2024年に取得したい資格ランキング」と「転職に役立つと思う資格ランキング」

調査は2024年1月8日~15日、インターネット調査(クラウドワークス)で行い、20代~50代の社会人1114人を対象とした。

その結果、「2024年に取得したい資格ランキング」では、6位「医療事務」(91票)、5位「販売登録者」(106票)、4位「MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)」(134票)、3位「TOEIC」(213票)、2位「簿記」(286票)、1位「FP(ファイナンシャル・プランナー)」(342票)となった。【図表1】

「2024年に取得したい資格ランキング」(ベンドの作成)

一方、「転職に役立つと思う資格ランキング」では、6位「宅建士」(291票)、5位「FP(ファイナンシャル・プランナー)」(321票)、4位「公認会計士」(341票)、3位「TOEIC」(352票)、2位「税理士」(355票)、1位「簿記」(478票)となった。【図表2】

「転職に役立つと思う資格ランキング」(ベンドの作成)

「2024年に取得したい資格ランキング」1位の「FP(ファイナンシャル・プランナー)」は、資産運用のプロフェッショナル。家計にかかわる金融税制や不動産、保険まで幅広く学習します。なお、受験者は3級で年間10万人以上という。資産運用に関する学びを深め、投資や保険の活用など、幅広い知識を身につけることができる。

「転職に役立つと思う資格ランキング」1位の「簿記」は、学習を通じ、経営管理や経営に関する分析のための基本的な能力を身につけていく。「日商簿記」は初級・3級・2級・1級の4種類がある。2級は合格率20%程度、1級は合格率10%程度の難関資格となっている。

「簿記」に関する知識を生かして会社の経理部門のほか、経営分析の力を用いることで、営業職や企画職での活躍に期待できる。株式投資などにも生きる知識が身につくなど、日常生活に役立つことも多い。

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