意外と知らない下着の正しい捨て方。ブラジャーやショーツはどう捨てればいい?

どんなに愛用していても、ブラジャーやショーツなどの下着はいつか捨てるタイミングが訪れます。「ブラジャーはこのまま捨てていいの?」と疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

着なくなった衣類を処分するとき、捨て方に悩むのが下着類ではないでしょうか。ゴミとして捨てると人目に触れる可能性もあるので、無造作に捨てることは避けたいものです。今回は意外と知らない「下着の正しい捨て方」についてご紹介します。

布類は資源になる

下着の正しい捨て方の前に、まずは大前提として「布類は資源になる」ことを忘れないでいてください。多くの自治体が布類を資源として回収しています(一部自治体は燃やせるごみとして回収)。 「着なくなった洋服はハサミでカットすればウエス(雑巾)として使え、あとは捨てるだけ」という投稿をSNSで見かけますが、汚して燃やせるゴミにしてしまえばそれで終わり。でも資源として出せば、文字通り資源として生まれ変わります。 ユニクロや無印良品では着なくなった自社製品の衣類(下着以外)を回収するシステムもあるので、積極的に利用したいところです。

処分する下着は大きく2つに分けて考える

下着とひとまとめにいっても処分するときは、ひと目に触れてもいいシャツ類と、ひと目には触れさせたくないブラジャーやショーツなどに分けて考える必要があります。 人目に触れていいシャツ類は、前述のとおり資源として自治体の回収に出すようにすることをおすすめします。 一方で、ブラジャーやショーツなどのひと目に触れさせたくないものは、資源ゴミには適していません。回収して仕分けをするものなので、次にご紹介する方法で処分するようにします。

ブラジャーなどワイヤー類が入っているものはワイヤーを抜いて

ブラジャーのワイヤーや肩ひものアジャスターなどが入っている下着は、まず金具類を抜くようにします。ワイヤーの端部分をハサミでカットし、ワイヤーを引き抜きます。肩ひものアジャスターもアジャスターの近くでひもをカットすると取り外すのが簡単です。 抜いた金属類は燃やせないゴミとして分別して出しましょう。自治体によっては分別種類が違う場合があるので確認してください。 残った布の部分は、形が分からない程度の大きさにカットして、自治体の分別に布類の回収がない場合は燃やせるゴミとして出します。

ショーツ類はカットしてからゴミに出す

ショーツも形が分かる状態で捨てるのは避けたいものです。形が分からない大きさまでカットしてから自治体の分別に従って出すようにします。 「下着類は見えないように新聞紙に包んでゴミに出す」という方法もありますが、ゴミは回収されたあとに仕分けされることがあり、その場合はひと目に触れる可能性もあるので、やはり下着は形が分からないサイズまでカットするのがおすすめです。 ご紹介した下着の処分方法は「少し面倒くさい」と感じられるかもしれませんが、それほど頻繁にあることではないので、ぜひ実行してください。 (文:矢野 きくの(節約ガイド))

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