【加西市】博多からGO!知り尽くしたい!兵庫県加西市の魅力に迫る旅④

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!今回は、兵庫県加西市が企画した「加西市ファムトリップツアー」に参加した様子をお伝えさせていただいています。それでは「1泊2日の加西市にスポットを当てたディープな旅へ、皆さまをお連れします!シリーズ」の4回目の始まりです。加西市から車で30分ほど、移動した先は姫路市!加西市からも近いので、旅行行程の”おまけ編”として姫路市にも行って参りました。

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瓦!

まず訪れたのは、光洋製瓦株式会社という瓦屋さんです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

創業は大正12年、瓦職人の集団である光洋製瓦は、先人の技を受け継ぎ、大切な手作業を保持しています。強くて質の良い光洋製瓦は、一生もの!どのようにして瓦が作られているかをご紹介する前に、まずはご覧いただきたいものがあります!ジャン!

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瓦!瓦!かわら~!!薫銀別邸(くんぎんべってい)という、光洋製瓦が作ったゲストハウスです。

入り口にもお見事な”瓦“!

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予定よりも少し早い到着でしたので、今回はなんと!中に入らせていただくことになりました。ここは以前、光洋製瓦のご自宅だったので、2階のお部屋からこのお庭を眺めてお勉強していたそうです。

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そして中へ入り、2階の客室を見させていただきました。豪華!壁にも瓦のモチーフがあったり、さりげなく飾られているのが、実は瓦だったり・・・ため息が止まらない贅沢なひと時でした。

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一日一組限定です。詳しくはホームページをご覧ください。

工場見学

光洋製瓦が強くて美しいのは、標準よりも2倍の時間をかけ、3倍の燃料を使って単窯でしっかりと高温で焼き縮めているからとのこと。こうすることによって吸水率が4.8%以下の凍てない・色が変わらない強い瓦ができるのだそうです。

材料の土は、新しいものと再利用したものを配合しています。

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工場に入ると、土の良い香りが~♪練って圧縮した粘土が出てきました。

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プレスしたら、瓦を成形します。

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この時、瓦素地のきめを整える”みがきの工程”を省いていないので、いぶし瓦独自の美しいつやと輝きが出ます。

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多少ゆがめておくと、乾燥した後、真っすぐになるそうで、そこは職人の勘♪

十分に乾燥させて、高温でしっかりと焼き締めるため、4日間窯の中で焼き、窯内でゆっくりと冷却すると銀色に生まれ変わり、見事な光洋製瓦が完成するのです!

瓦は家の屋根に使われるだけでなく、別邸でもご覧いただいた通り、瓦細工を楽しむことができます。場所を移して「鬼師」のお部屋を見学しました。正に匠の技!話しかけられないオーラすら感じたのですが、丁寧に説明してくださいました。

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楽しい体験♪

見ているだけは、ソワソワしてきた私。実はこちらでは実際に”瓦”に触って、製作体験ができるんです。今回はこちらの「フォトフレーム作り」を体験しました。

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微妙に大きさが全て違う大小の瓦を、貼り付けてオリジナルの作品を作ります。構図をゆっくり考えたかったのですが、出発までの時間は15分!言い訳じゃないですが(汗)、何とかかんとかボンドで張り付けてそれらしきものを作りました。

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ボンドが乾くまでの時間が気になりましたが、マチの大きな紙袋を用意してくれますので、バスに置いている間に乾いてしまいました。福岡まで無事にはがれることも壊れることもなく運べましたよ♪

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お時間のある方に是非おススメしたいのは、先ほどご紹介した「鬼師」から直々に指導していただける工作体験です。

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工場見学や工作に加え、春にはカフェをオープン予定です!瓦のテーマパークのような「光洋製瓦株式会社」へ是非行ってみてくださいね。

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いざ国宝へ!

そして旅の最後はここです!車を停めて見えたものは?

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世界遺産、国宝でもある姫路城です!平成27年には、5年半にわたる大天守保存修理を終えグランドオープンを迎えました。

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そしてなんと、その修理の際に、てっぺんのしゃちほこを制作したのが、光洋製瓦株式会社なんです!正面向かって左のしゃちほこです。内部には光洋製瓦株式会社と書かれているそうですよ。違う角度からも見てみます。

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瓦のお勉強をした後で姫路城を見学すると、目の行き所が”瓦”になります。観光ガイドには書いていないレアな見方をしている感じで、かなり得した気分になりました♪

しゃちほこに一番近い6階まで登りましたよ~!

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シニアガイドさんと共に1時間半。蛍の光が流れる中、最後の最後まで姫路城を満喫して、10分ほどでバスは姫路駅へ。

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同行した皆さんと再会をお約束して、北へ南へ向かいます。帰りは姫路→博多(さくら乗車)で2時間。

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無事に博多駅に到着しました。

4回に渡ってお送りしてきました「加西市ファムトリップツアー」、いかがでしたか?兵庫県は神戸市しか訪れたことがなかったのですが、このような機会をいただくことで、自ら気づくことのできない視点から旅行を楽しむことができました。もし、一か所でも行ってみたい!と思ってくださったら、とっても嬉しいです!個人的には全部訪れてほしいです♪

光洋製瓦株式会社

・兵庫県姫路市船津町5241-5

・0792-32-5295

伝統のいぶし瓦を現代へ|光洋製瓦 (koyoseiga.co.jp)

姫路城

・姫路市本町68番地 姫路城三の丸広場北側

079-285-1146

・開城時間:午前9時00分から午後5時00分まで(閉門は午後4時00分)

・休城日:12月29日、30日

姫路城公式サイト:トップページ (himeji.lg.jp)

姫路市教育旅行SDGsプログラム

姫路市では、修学旅行など教育旅行向けに、姫路城の修繕に関わった企業からSDGsを学べる体験型教育プログラムを造成しました。世界遺産・姫路城とSDGsとの関連を重視し、その歴史とともに継承されてきた職人技を体感できる、特徴的なプログラムです。

詳細はこちら

問い合わせ 姫路ランドオペレーションセンター(事務局:株式会社JTB姫路支店内)

・079-289-2120

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