高齢者に贈る手作り干支人形 宮野目サン・バッチャンズ【花巻】

宮野目地区の女性3人が作った干支人形と高橋代表

 花巻市の宮野目地区の女性3人でつくるグループ「宮野目サン・バッチャンズ」(高橋京子代表)が、地元の1人暮らし高齢者に贈る干支(えと)人形130体を完成させた。フェルトの生地に綿を詰めた温かな質感とデザインに思わずほっこりする辰(たつ)の人形で、8日開催の同地区のサロンなどで手渡される。

 制作したのは、趣味で手芸を楽しむ同市の高橋代表(77)、駿河光子さん(81)、駿河礼子さん(78)の3人。市社会福祉協議会宮野目支部主催の1人暮らし高齢者を対象にした「ふれあい寿サロン」で、桃の節句の時期に参加者の土産として手作りの干支人形をプレゼントしている。

 稲刈りを終え農閑期に入ってからデザインを練り、2023年11月下旬から制作に着手。1月末には、角やひげなど辰の特徴にこだわりながらも、愛らしさを引き出し、手作りだからこそ一つ一つ異なる表情が魅力的な人形を仕上げた。

© 岩手日日新聞社