4日（月）は、関東～西の地域は晴れて寒さが和らぐ見込み。5日（火）は広く雨が降るため、貴重な日差しになりそうだ。北陸や北日本の日本海側では、雪や雨が降り、山沿いを中心に大雪のおそれがあるため、大雪による交通障害やなだれなどに注意が必要。

4日（月）関東～西は貴重な日差しで寒さ和らぐ　スギ花粉の飛散増加

　4日（月）は、関東～西の地域は、高気圧に覆われて広い範囲で晴れる見込み。日中の最高気温は、3日（日）より高く、東京都心と福岡15℃、大阪14℃、広島16℃、高知17℃の予想で、3月下旬並みの所もあり、日差しが暖かく感じられそうだ。暖かくなる分、各地でスギ花粉が多く飛ぶため、花粉症の人はマスクやメガネなどで対策を心がけたい。5日（火）には、西・東日本を中心に広い範囲で雨が降るため、4日（月）の日差しは貴重なものになりそうだ。早ければ、4日（月）の夜遅くには、九州では雨が降り出す所がある見込み。

4日（月）北陸や北日本の日本海側は広く雪や雨　山沿いは新雪なだれに注意

　4日（月）は、上空の寒気などの影響で、北陸や北日本の日本海側を中心に雪や雨が降る見込み。山沿いを中心に大雪のおそれがあるため、大雪による交通障害や着雪、なだれなどに注意。北陸地方を中心に午前中は大気の状態が不安定になるため、落雷や竜巻などの突風などにも注意が必要。能登半島地震で揺れが大きかった地域では、雨が主体で降る見込みで、少ない雨でも土砂災害のおそれがあり、土砂災害に警戒が必要だ。

5日（火）～6日（水）西・東日本中心に大雨のおそれ　山沿いは大雪に注意

　5日（火）～6日（水）は、前線を伴った低気圧が太平洋沿岸を東へ進むため、西・東日本を中心に雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれがある。東日本の内陸や山沿いでは雪が降り、東北南部でも5日（火）夜から雪が降り、山沿いでは大雪のおそれがある。週の後半は太平洋側を中心に晴れるが、8日（金）は、低気圧の影響で、関東や北陸、東北は、再び雨や雪になる見込み。今週も天気と気温の変化が大きくなるため、健康管理に注意したい。

（気象予報士・大隅智子）