豊橋広小路一丁目北地区再開発/愛知県豊橋市、都計決定を承認

愛知県豊橋市は、2月22日に都市計画審議会を開き、「豊橋広小路一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の都市計画決定を承認した。施設の規模は地下1階地上23階建て延べ約4万3500平方メートル。施行者は豊橋広小路一丁目北地区再開発準備組合(佐藤元英理事長)。3月下旬の決定告示を予定する。
対象地は広小路、松葉町。敷地面積は約0・7ヘクタール。建築面積は約5400平方メートル。JR東海道新幹線や東海道本線、名古屋鉄道などが乗り入れる豊橋駅の東口に近い。街区の施設老朽化などが課題となっているため再開発し、商業機能を再生するとともに住宅なども整備する。施設は1、2階に店舗、3~5階にオフィス、6階以上に住宅が入る。機械式駐車場も設ける。
2024年度は、施設の基本設計や現在の土地、建物の評価など、事業計画の作成を進める予定。市も当初予算案に事業費1億9160万円を計上し、事業を支援する。事業計画がまとまった段階で本組合を設立する。事業協力者は三井不動産レジデンシャル、事務局はユーデーコンサルタンツが担当している。
順調に進めば26年度に現施設の解体に着手する。新施設の完成は29年度を目指す。

© 日刊建設工業新聞社