『君と世界が終わる日に』ついに完結！

Huluで配信中の大人気ゾンビドラマ『君と世界が終わる日に』。ゴーレムと呼ばれるゾンビが蔓延る終末世界を舞台に、竹内涼真演じる間宮響が恋人と仲間を守るため命懸けの闘いに身を投じる、極限のゾンビサバイバル・ドラマだ。

2021年の地上波放送からスタートした本作は、本格ゾンビアクションと濃厚な人間ドラマ、衝撃の展開の数々で人気を博し、劇場版、そしてSeason5まで続く大ヒットシリーズに成長。約10万作品以上を配信するHuluにおいて、2021～2023年の3年間連続、オリジナル作品の年間視聴ランキング1位を獲得する快挙を成し遂げた。

そんな本作のシリーズ・ファイナルとなるSeason5が、残すところあと1話で完結を迎える。玉城ティナと飯豊まりえをW主演に迎えた『きみセカ』の、壮大な物語の結末をお見逃しなく。

Huluで配信中！必見のゾンビ作品６選

現在Huluでは『君と世界が終わる日に』の他にも、今日の隆盛を築いたゾンビ作品の金字塔『ウォーキング・デッド』から、新感覚のゾンビコメディ『ゾンビ探偵』まで、ゾンビが好きでも嫌いでも楽しめるゾンビ作品を多数配信中。『きみセカ』の最終シーズンが盛り上がりを見せている今、ゾンビ作品の入門編として1話30分から気軽な気持ちで観はじめられる、個性が光る国内外のゾンビドラマの注目作を紹介したい。

00年代以降の主流は“ウイルス”によるゾンビ化

“ゾンビ映画の父”ことジョージ・A・ロメロ監督の映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』（1968年）は、現在のゾンビ作品の起源となり、後世の作品に多大な影響を与えている。

ヒト型を留めた死体が動き出し、自我は無くヨロヨロと彷徨って人を襲い、脳みそを破壊する／首を切り落とせば停止する――今ではお馴染みとなった各種設定を最初に描いたのが『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』であり、それに次ぐロメロ監督作『ゾンビ』（1978年：原題『Dawn of the Dead』）が現在の“ゾンビ像”を完成させた。

そして2000年代のゾンビ映画ブームは、世界各地で発生し社会現象となった様々なウイルス感染症がきっかけと言われている。この要素を取り入れ、かつ人間ドラマも重視したのが『ウォーキング・デッド』。ゾンビものといえば？ と問われた海外ドラマファンの多くがそのタイトルを挙げるであろう、世界的大ヒットとなったゾンビシリーズだ。

『ウォーキング・デッド』（2010年～2022年）

「ウォーキング・デッド」は、ゾンビがはびこる終末世界の物語。荒廃したアメリカ合衆国で、安住の地を求めて“ウォーカー”の集団から逃れつつ旅をする人々を描く。ウォーカーとは、あらゆる生き物をむさぼり食う動く死人で、人間は脳が無事なまま死亡するとウォーカーになってしまう。

映画／ドラマにおけるゾンビといえばノロノロと襲ってくるイメージが強いが、本作に登場するウォーカーも基本的にはこのセオリーを守っている。ただしシーズン序盤では走って追いかけてくるわフェンスをよじ登るわのやりたい放題で、結果的にその恐ろしさの虜になるファンが続出。シーズン11まで続きスピンオフ作品も多数制作されている、ゼロ年代ゾンビドラマの金字塔だ。

Huluでは3月9日（土）からシーズン11：第17話～第24話の吹替版の見放題独占配信が開始。全シーズンを吹替版でも鑑賞できるので、爆速完走勢にもオススメだ。

『ウォーキング・デッド』シーズン1～11はHuluで配信中

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『ザ・バイト』（2021年）

『ザ・バイト』は、ヒットメーカーとして知られるロバート＆ミシェルのキング夫妻によるアイデア満載の脚本と、工夫を凝らした手法が光る新感覚ブラックコメディ。ミュージカル俳優たちの好演でも話題になった。

コロナ禍のニューヨークで、密かにゾンビウイルスが蔓延していた。医師のレイチェルと、隣人で作家志望のリリーはこの危機的状況を救うため共に立ち上がる。彼女たちはNYを、そして世界を救うことができるのか――？

コロナウイルスとゾンビウイルスの二重のパンデミックを描いているが、多くの人類が非常に厄介なパンデミックを経験した今だからこそ、すさまじくリアルな恐怖を味わうことができる。ゾンビのグロテスクさだけでなく、サスペンス要素もしっかりと楽しみたい人にオススメの一作だ。

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「怖い」だけじゃない！ 入門編にピッタリな軽快ゾンビ作品

近年は日本でも『アイアムアヒーロー』や『カメラを止めるな！』をはじめ、多くのゾンビ作品が大ヒットを記録。多様な作品が生まれる中で存在感を増しているのが、コメディ要素満載の笑って泣ける個性的なゾンビ作品だ。笑いやドラマを盛り込むことでゾンビの恐ろしさが緩和され、幅広い層の観客が楽しめるようになってきている。

韓国映画『新感染 ファイナル･エクスプレス』の大ヒットを皮切りに、いわゆる「Jホラー」よろしく「韓国ゾンビ＝Kゾンビ」も多くのファンを獲得し、大きな“ハズレ”がないことにも定評がある。そして現在Huluで配信中の『ゾンビ探偵』は、そんなKゾンビ作品の中でもとくに異色と言える存在だ。

『ゾンビ探偵』（2020年：全24話）

ある夜、不法投棄されたゴミ山の中で一人の男が目を覚ます。男は生前の記憶を何ひとつ思い出せず、自分がゾンビとして甦ったことに気づいて絶望するが、やがて人間と共生するための過酷なトレーニングをスタートする。

時は流れ、猛特訓の甲斐あって人間らしい歩き方や話し方を取り戻したゾンビ。あるとき山奥で偶然、探偵のキム・ムヨンという男の死に際に立ち会ったゾンビは山を下り、ムヨンになりすまして生きていこうと決心するが――。

つまり本作は、なんと主人公がゾンビ。自我を持ったゾンビが、人間と共存するべく涙ぐましい努力をする姿が描かれるのだ。まるでハズレを引いた異世界転生モノのような不憫さだが、ゾンビのセオリーを逆手に取った「動く死体、めっちゃ不便」という、ありそうでなかった笑いを生み出している。ソンビマニアはもちろん、シリアスなゾンビものに疲れ気味な人にもオススメだ。

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もちろん日本発の作品もはずせない。人気コミックが原作のドラマ『生き残った6人によると』は、若手俳優の桜田ひより、佐野玲於（GENERATIONS from EXILE TRIBE）、倉悠貴、佐々木舞香（＝LOVE）らを起用したドラマ作品だ。

『生き残った６人によると』（2022年）

これまたゾンビものの定番であるショッピングモールを舞台に、イマドキの若者たちのリアルな姿を描く。「ゾンビ×シェアハウス」というカオスすぎる設定ながら、年齢や職業の異なる様々な登場人物に共感必至！

千葉で起こったパンデミック、それが全ての始まりだった。部活帰りに感染者に遭遇した水上梨々（桜田ひより）。部活のみんなで避難所に逃げ込むが、新たな感染者が現れ、命からがら逃げ出すも力尽きてしまう。そして、目が醒めると幕張のショッピングモールの中にいた。そこでは年齢、職業の違う若い男女が籠城し、陽気で“スペシャル”な生活を送っていた。

外に出ればゾンビだらけの地獄。しかし、ショッピングモールの中は残された物資で溢れる安全地帯。極限の状況の中で芽生える「こんな時だからこそ、恋がしたい！」という想いと交錯する人間模様。果たして、誰と誰がくっついて、生きて脱出できるのだろうか――？

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そして“ゾンビ化”をテーマに据えた異色のアニメが『ゾン100 ～ゾンビになるまでにしたい100のこと～』だ。ブラック企業に勤めていた主人公が、なんとゾンビウイルスの流行により笑顔を取り戻していき、パンデミック・ライフを謳歌していく様子が描かれる。

『ゾン100 ～ゾンビになるまでにしたい100のこと～』（2023年）

アニメ『ゾン100』は今までになかった悲壮感ゼロな主人公に、元気をもらえることうけあい。グロいゾンビはちょっと……という人は、まずはアニメ作品でソンビのハードルを下げてみてはいかがだろう。

入社3年目のブラック企業で身も心もすり減らす天道輝、24歳。憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、しょぼくれる毎日を繰り返していた……が、ある日突然、街でゾンビ・パンデミックが発生！ 大量のゾンビに追われるアキラは、絶体絶命の中「人生を変える言葉」を閃く。それは「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね!?」――

告白、合コン、日本一周……！ ブラック企業から解放され、復活したアキラの「ゾンビになるまでにしたい100のこと」が、いま始まる。

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玉城ティナ&飯豊まりえW主演！『きみセカ』シリーズの気になる結末は!?

『きみセカ』シリーズのヒットの要因は、先述した「ウイルスによる感染」と「怖いだけではない」要素にあると言えるだろう。劇場版までシリーズを牽引してきた主人公・間宮響を演じる竹内涼真が繰り返し伝えてきたのが、本作は単なるゾンビものではなく、“愛”の物語でもあるということ。Huluの視聴ページのURLにひっそりと仕込まれた「love-you-as-the-world-ends」の文字に気づいた方も多いのではないだろうか。登場人物の多い群像劇ならではの人間模様によって描かれる、様々な“愛”の形を感じられるヒューマンドラマ――それが『きみセカ』の大きな魅力の一つとなっている。

まもなく完結を迎えるSeason5では、響の遺志を受け継ぎ終末世界を生き延びた二人の女戦士、明日葉（玉城ティナ）と佳奈恵（飯豊まりえ）を主人公に、そんな愛の物語の集大成が描かれていく。Season1からSeason5までの全シリーズを観られるのはHuluだけ。シリーズ完結に向けて、ぜひイッキ観しよう。

『君と世界が終わる日に』Season1～Season5（2021年～2024年）

舞台は、人類最後の希望の都市・ユートピア。そこでは政治家らが集結し、法の整備や秩序を作りながら、かつての文明を取り戻そうと奮闘していた。そんなタワーに辿り着いた明日葉と佳奈恵らを待ち受けていたのは、ユートピア現代表の息子で明日葉の元婚約者の冬馬（柿澤勇人）。冬馬の案内で、明日葉は上層階の『タワー』へ、その他の者は地下の『アンダー』へと導かれるが、そこで生存者たちが目にしたのは、人間の価値によって二分されるという、絶対的な上下世界――。理想郷とはかけ離れた世界で『タワー』と『アンダー』に引き裂かれた明日葉と佳奈恵たちは、ユートピアを巡る最終決戦に巻き込まれ、やがて敵として再会を果たすことになる――。

Huluオリジナル『君と世界が終わる日に』Season5はHuluにて独占配信中（毎週金曜エピソード更新[全5話]）、Season1～4：Huluにて全話配信中