ロボットで工事現場見回り 人手不足対策、鴻池組が実証実験

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総合建設会社の鴻池組(大阪市)はこのほど、2025年大阪・関西万博の工事現場で、四足歩行ロボットによる現場見回りの実証実験を開始した。建設業界の人手不足対策の一環で、今後は他の工事現場でも活用していく予定という。

実験は、ロボットを走行させ遠隔操作や通信環境などに支障がないかどうかを確認した。ロボットは不整地や20センチまでの段差も走行可能。障害物の多い建設現場での使用に適しており、防水性もある。動作温度はマイナス5度から45度までと幅広く、1年を通して使用できる。遠隔操作だけでなく、特定ルートを移動する自動走行機能も備えている。

またロボットが捉える映像の高速配信も可能で、遠隔地からロボットの周囲360度の状況を確認できるという。

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