[3日 ロイター] - 中国の李輝ユーラシア事務特別代表は訪問先のロシアでガルージン外務次官と会談し、ウクライナを巡る協議について、ロシアの参加なしに進めることは不可能との見解で一致した。ロシア外務省が3日、声明を発表した。
李氏はウクライナ危機の政治的解決を促すため欧州を歴訪中で、ポーランド、ウクライナ、ドイツなども訪問する。
ロシア外務省によると「ウクライナ危機について、非常に熱心で徹底的な意見交換が行われた」。
「政治的・外交的解決に向けた協議は、ロシアの参加なしには不可能で、安全保障分野におけるロシアの利益を考慮しなければならないという見解が示された」という。
中国外務省は声明で、中国には「和平協議の促進、ロシア、ウクライナ、その他の関係者間の仲介と合意形成、ウクライナ危機の最終的な政治的解決の促進に向けた取り組みを続ける」用意があるとした。