米韓、対北朝鮮の大規模軍事演習 11日間、機動訓練2倍に

 【ソウル共同】米韓両軍は4日、朝鮮半島有事を想定した大規模合同演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を始めた。14日までの11日間。昨年春の定例演習より野外機動訓練の数を倍増させ、核・ミサイル技術の高度化を進める北朝鮮への対応に備える。反発した北朝鮮がミサイル発射などの対抗措置に出る可能性があり、米韓は警戒を強めている。

 演習では、北朝鮮の核脅威の無力化に重点を置き、陸海空軍などによる野外機動訓練の数を昨年の約2倍となる48に増やす。北朝鮮が1月下旬から発射を繰り返している巡航ミサイルの探知・撃墜を想定した訓練も実施する。

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