テン・ハグ監督はシティとの差を認めず…「絶対にない。ケガ人多くてもチャンスあった」

ピッチを見つけながらメモをとるユナイテッドのテン・ハグ監督。[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドが逆転負けを喫した。

3日のプレミアリーグ第27節で宿敵マンチェスター・シティのホームに乗り込み、8分にマーカス・ラッシュフォードのミドルで先手を奪ったユナイテッドだが、後半の3失点で1-3の敗北。勝ち点44で足踏みし、トップ4入りがさらに遠のいた。

シュート数(シティ:27本、ユナイテッド:3本)などのスタッツ面を含め、序盤からシティとの実力差を改めて感じる内容だったが、エリク・テン・ハグ監督はイギリス『スカイ・スポーツ』で選手たちの仕事ぶりを評価している。

「選手たちはすべてを出し切ってくれた。ピッチ上には100%の状態じゃない2人の選手いた。ジョニー・エバンスとマーカス・ラッシュフォードだ。彼らはチームとして全力を尽くした。パフォーマンスは非常に良かったよ。もちろん、スコアに関しては残念だ」

「彼らは一体となって戦ってくれ、パフォーマンスも良かった。別の日なら勝てたかもしれない。僅差だ。それが事実。ラッシュフォードにも、(アレハンドロ・)ガルナチョにも2点目を狙える場面だってあった」

また、試合後の会見では順位表でも18ポイント差に広がった両チームの実力差を問われると、「それは絶対にない」と言い放った。

「我々はケガ人が多いが、それでもチャンスがあった。本当に僅差だった。2点目を決められたかもしれない。(両チームの差は)大きいものではない。特に、全員が揃ったら、競争力を発揮できる。一方で、シティはこの瞬間で世界最高のチーム。それを忘れてはならない」

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