「水戸の梅まつり」開催中の茨城県水戸市の偕楽園で3日、ひな流しが実施された。観光客や親子連れらが園内にある吐玉泉近くの池にひな人形を浮かべ、無病息災などを祈った。
人形は常陸和紙人形会(石井由香代表)がこの日のために作った。彩り鮮やかなひし形の舟に一対のひな人形を乗せたものを約500個、無料で用意した。
琴の演奏が流れる優雅な雰囲気の中、来場者は偕楽園そばの常磐神社でおはらいを受けた人形を受け取り次々と池に浮かべ、手を合わせてそれぞれの願い事を唱えた。
梅まつりに毎年来ている市内の70代女性は、初めてひな流しを体験。「昨年病気をしたので、自分の健康を願った」と話した。