「春を告げる炎と煙」渡良瀬遊水地で毎年恒例のヨシ焼き 見学者が約2200人

 栃木市や小山市など6つの市や町にまたがる渡良瀬遊水地では3日、恒例の「ヨシ焼き」が行われました。

 午前8時半過ぎ、ヨシに火が放たれると1500ヘクタールのヨシ原が火柱と煙に包まれました。

 1950年ごろに始まったヨシ焼きは、ヨシズなどの材料になる良質なヨシを育てるとともに、害虫を駆除するため毎年この時季に行われています。

 生態系の保護にもつながるという渡良瀬遊水地のヨシ焼き。

 周辺には多くの人が訪れ、ヨシが春風にあおられ燃え上がる圧巻の光景をカメラに収めていました。

 渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会によりますと、見学者の数は3日午後5時の時点で約2200人だったということです。

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