米CDC、5日間の隔離期間を見直し コロナ感染対策で新指針

[1日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は1日、新型コロナウイルス感染症に関する新たな指針を発表した。5日間の隔離推奨を撤廃するとともに、症状が改善し、投薬なしで24時間以上発熱がなかった場合は通常の行動を再開するよう推奨する内容となった。

感染者の隔離指針は21年12月以降更新されていない。前回の更新では、無症状者の隔離期間が10日から5日に短縮された。

CDCは声明で、「米国内の新型コロナによる入院者と死者数が大幅に減少しているほか、インフルエンザ、新型コロナ、呼吸器合胞体(RS)ウイルスへの対応手段がかつてなく揃っており、推奨内容を変更する」と説明した。

ただ通常行動再開から5日間は、他者との距離の維持など追加の感染拡大予防策を取るべきとした。

また、65歳以上の高齢者や免疫が弱い人など重症化リスクのある人には予防策の実践を推奨している。

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