都立高校 入試の合格発表

都立高校入試の合格発表が行われ、約2万900人の合格者に一足早い春が訪れました。

3月1日朝、千代田区の日比谷高校には、受験生たちが緊張した面持ちで合格発表の瞬間を待っていました。

記者:「午前9時半です、合格者の番号が張り出されました」

掲示板に張り出された、合格者の受験番号。自分の番号を見つけた受験生は、勉強を支えてくれた家族と抱き合ったり、記念撮影をしたりして、喜びを分かち合いました。

合格者:「すごい嬉しいです、ずっと目指してた学校なので」「本当にこれまで勉強してきて、それの成果がここで合格という形で出て本当に嬉しいです」「勉強一生懸命頑張る半面、花の高校生活を存分に楽しみたいと思います」

東京都教育委員会によりますと、今年の都立高校の全日制の受験者数は3万9054人で、去年に比べ554人減り、倍率は去年と同じ1.29倍となりました。普通科の受験倍率は去年から0.01ポイント下がり、1.35倍でした。このうち最も高かったのは新宿高校で、2.15倍でした。

今年度の都立高校で普通科の受験倍率が低かった理由について、都の担当者は今年は去年に比べ、私立高校や推薦入試など都立高校入試の募集が始まる前に進路先を決定した受験生が多かったのではないかと分析しています。都では今後、詳細な検証を行う方針です。

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