「爆発するような音」広島・安佐南区で住宅全焼 焼け跡から1人の遺体 3棟に延焼

4日未明、広島市安佐南区で住宅1棟を全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

火事があったのは、広島市安佐南区長束西4丁目にある木造2階建ての住宅です。

消防によりますと、4日午前1時半ごろ「炎が見える」と近所の人から119番通報が相次ぎました。消防車14台が出て消火に当たり、火は2時間半あまりで消し止められました。

この火事で火元の住宅は全焼し、隣接する建物1棟が半焼、2棟の一部が焼けました。また、全焼した住宅の焼け跡からは、1人の遺体が見つかりました。

警察によりますと、この住宅では70代の男性が1人暮らしをしていて、火事の後、連絡が取れていないということです。警察は、遺体はこの男性とみて、身元の確認を進めるとともに、消防と合同で火事の原因を調べています。

近所に住む女性はRCCの取材に対し、「プロパンガスが爆発するような音が『パン、パン』として、目が覚めた。(火事の炎に照らされて)山がオレンジ色になって、電気をつけなくても家の中が明るくなった」と話しています。

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