パワーリフティングの国内大会が京都で初開催 女性警察官が世界選手権代表に

スクワットに挑む地元の犬伏選手(南丹市八木町・クアスポくちたん)

 一般男女、ジュニア、サブジュニアで競う「ジャパンクラシック パワーリフティング選手権」が2月29日から3月2日の3日間、京都府南丹市八木町のクアスポくちたんで開かれた。府内初開催に全国から延べ235人が出場。6月にリトアニアで行われる世界選手権の出場権を争った。

 パワーリフテイングは、体重別でスクワット、ベンチプレス、デッドリフト(床からバーベルを持ち上げる)の合計重量を競う。

 最終日の2日はジュニアなどの種目が行われ、会場ではバーベルを懸命に上げようとする選手に大きな声援が飛んだ。男子ジュニア66キロ級に出場した京都先端科学大1年の犬伏隆一さん(19)は惜しくも銅メダルだった。「地元開催だっただけに優勝するつもりで練習してきた。今後は正確性を高めたい」と悔しさをにじませた。

 初日の女子69キロ級で402.5キロを上げて優勝し、世界選手権出場を勝ち取った京都府警南丹署勤務の堤彩夏さん(28)は「世界の壁は厚いけど、デッドリフトで自己ベストを出したい」と次の目標に照準を合わせていた。

© 株式会社京都新聞社