『世界一受けたい』世界一の大富豪イーロン・マスクが成功を収めた理由を米タイム紙元編集長が語る

古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』が2日に放送された。『世界一有名な実業家!イーロン・マスク 成功するための6個のルール』という講義では、タイム誌編集長やCNNのCEOを歴任した伝記作家がイーロン・マスクに関して授業。約2年間にわたって密着した実業家イーロン・マスクの素顔を明らかにした。

講義冒頭で堺正章校長からマスクの人物像を聞かれた講師は「ミッションを追い求めているイーロン・マスクは、悪魔モードでとても荒々しくなります。人に優しくしていると世界的な大企業を作るなんてことはできないのかもしれません。」と取材を振り返った。

番組では、イーロン・マスクが成功を収めるため、大切にしている6つのルールを紹介。学校や家庭内で暴力を受け不遇な幼少期を過ごすも、大好きなパソコンに没頭し、13歳の頃にはシューティングゲームを開発し報酬金を得ることに成功。『好きなことを仕事にする』という思いは、その後ソフトウエア会社を立ち上げたりなど軸となっている。

他にも『人の倍働く』ことや『思い立ったらすぐ行動』を信条に数々の事業に関わってきた。

そんなマスクは2001年、火星協会の晩餐会(ばんさんかい)で知り合った映画監督ジェームズ・キャメロンとのやり取りをきっかけに、火星移住の事業化を決意。翌年、ロケット開発の会社・スペースXを起業した。そこでもイーロン・マスクは『コストカット』『失敗から学ぶ』といったルールに沿って、打ち上げコストを抑えたロケット作りに励んでいるという。『リスクを受け入れる』ことで、失敗と修正を繰り返しつつ成功を収めてきたマスクは「失敗していないということは、十分やっていない証拠だ」と語り、挑戦を続けている。

最後に堺校長は「イーロン・マスクは今の時代だから成功者になったんですか?それとも100年前でも成功者と位置付けられますか?」と質問。講師は「マスクは素晴らしい製品を優れた技術を使い、ゼロから作り上げることができる発明家です。だから100年以上前、自動車を大量生産できる生産ラインを作りあげた、ヘンリー・フォードの時代に生まれたとしても、成功していたと思います」と答えた。

【TVer】最新話を無料配信中!

写真提供:(C)日テレ

© 株式会社 日テレ アックスオン