17歳女子選手、二度の卵巣がん治療を経てサッカーに復帰!「ボールが当たったお腹が腫れて卵巣腫瘍だと…」

かつて相馬崇人や前田大然もプレーしたポルトガルのマリティモ。

そのマリティモの女子U-19チームに復帰した選手が現地で話題になっている。

彼女は17歳のダニエラ・セホンさん。抗がん剤や化学療法では副作用による脱毛も起きることがあるため、髪はその影響かもしれない。

『Record』によれば、2度のガン治療を経て復帰を果たしたそう。

「1年前、練習場で味方のボールが当たった。お腹が腫れて、卵巣腫瘍だと分かった。手術を受けたけれど、1年後にもう片方にも卵巣腫瘍が見つかり、治療を受けなければいけなかった。

最初はこの問題を拒絶していた。でも、いつも治療を受けるように言ってくれた両親や、コーチングスタッフやチームメイトたちたちの支えがあった。

治療は大変だった。サッカーをしたくても、復帰まで何カ月も待たなければならないことも辛かった。勇気づけてくれたのは、チームからのサポート。プレーを見て、私を待ってくれていることが分かった。

(医師や看護師など医療関係者は)私が必要とするものすべてにいつも寄り添ってくれた。私のことを "私たちの選手 "と呼んでくれた」

また、同じ病に苦しむ若い女性たちには、「常に障壁はあるものだけど、決して諦めないで。つらい時期でもその価値はある。闘うことをやめないで!」とのエールを送っていたそう。

おかえりなさい!癌を乗り越えて復活したヒーロー戦士たち

かつてマリティモで育ち、2010年ワールドカップでポルトガル代表の10番を背負ったダニーは「我が戦士がピッチに戻ってきた。君は我々全員のインスピレーションだ」とのメッセージを彼女に送っている。現在、ダニーはマリティモでスポーツディレクターを務めているようだ。

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