平成中頃に子どもだった大人たちへ 絵本やドラマで「あのころ」感じて 図書館で企画展

懐かしい絵本などを並べた「平成あのころ展」(米原市顔戸・市立近江図書館)

 2004年から13年ごろまでの平成中頃に子どもだった人にとって懐かしい絵本や流行の品などを並べた「平成あのころ展」が、滋賀県米原市顔戸の市立近江図書館で開かれている。

 幼い頃によく図書館を訪れていたが、大人になって足が遠のいたという年代の人たちに再び来館してもらおうと開いた。県立大(彦根市)の生活デザイン学科の学生らが展示内容を考案した。

 小さな魚が主人公の「スイミー」やタクシー運転手が登場する「白いぼうし」など教科書にも取り上げられた物語を掲載した絵本など約100点を並べている。物語を読んで答えを書き入れる学生ら作成の「テスト」もあり、その場で挑戦できる。

 この時代の流行語や話題になったテレビドラマを紹介した年表のパネルや、実物のおもちゃや家庭用テレビゲーム機も展示している。 

 7日まで。観覧無料。9日から30日までは長浜市立長浜図書館(同市高田町)でも展示がある。

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