シャビ監督、主力2選手がCLに暗雲「あまり良くない」…9回目の離脱となるペドリには「愛を与えて励ます」

バルセロナを率いるシャビ監督が、3日のアスレティック・ビルバオ戦で負傷した2選手について言及した。同日、スペイン紙『アス』が報じている。

3日に敵地『サン・マメス』に乗り込んだバルセロナは、序盤からアスレティック・ビルバオとハイインテンシティの攻防を繰り広げていた。しかし、26分にMFフレンキー・デ・ヨングが右足首を捻り、44分にはペドリが右足を負傷。前者は自力で歩くことがままならない状態、後者はベンチで涙を湛えた表情を見せるなど、両選手からケガの深刻さが窺えた。

スコアレスドロー決着となった試合後、シャビ監督は「とても重要な選手2人がケガをしたのは残念だ。今日から明日の間に詳しいことが判明する予定だけど、状態はあまり良くないという。我々はダメージを受けているし、影響も計り知れないだろう。彼らが試合に出られないことを想定している。悲しい日だよ」と明かした。

またシャビ監督は、2021年夏の東京オリンピック以降9回目の離脱となるペドリに言及。報道によると、負傷箇所は右足ハムストリングとのことだが、同指揮官は「きっと、彼は強くなって戻ってくるだろう」としつつ、「我々は彼に愛を与え、励まさなければならない。これまでに、彼は自身を回復させ、元気になるためにあらゆることをやってきた。細部まで手を尽くしていたのに、また同じことが起きてしまうなんて。これを繰り返さないためにも、我々はもっと努力する必要がある」と語っている。

8日のラ・リーガ第28節マジョルカ戦を挟み、12日にはチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16セカンドレグのナポリ戦を控えているバルセロナ。ファーストレグは1-1のドローだったため、次ラウンド進出条件は勝利のみとなるが、主力2選手の出場に暗雲が漂っている。

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