フジテレビ、松本人志出演番組の今後について言及「視聴者が受け入れてくれる限り続けていきたい」

フジテレビ本社 クランクイン!

フジテレビ2024年4月期改編記者発表会が4日にフジテレビ本社にて行われ、現在活動休止中のお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志の番組について言及した。発表会には立松嗣章編成制作局長、中嶋優一編成制作局編成部長、片山正康広報局広報宣伝部長、各新番組担当者、進行役として井上清華アナウンサーが出席した。

現在フジテレビでは、松本がレギュラーで出演していた、日曜放送の『まつもtoなかい』が『だれかtoなかい』に、金曜放送の『人志松本の酒のツマミになる話』が『酒のツマミになる話』にタイトルを変更し放送しているが、中嶋氏は「『だれかtoなかい』は二宮(和也)さんがピンチの状況を助けていただいて感謝しています」と語ると、「当面の間は(二宮に)お願いしていますが、二宮さんだけの番組ではないので」と、4月以降は流動的であることを言及し「視聴者が受け入れてくれる限り続けていきたい」と意欲を見せる。

またレギュラーではないが不定期で放送されている『IPPONグランプリ』や、松本がアンバサダーを務める『THE SECOND』についても、中嶋氏は「続けていきたい。『THE SECOND』については、アンバサダーという形になるか分かりませんが、番組についてコメントしていただけるような方をキャスティングする予定です」と明かしていた。

この日は、日本テレビ系で放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことについて質問が及ぶと、4月クールで山下智久主演の連続ドラマ『ブルーモーメント』など、フジテレビでも漫画原作を実写ドラマ化した作品が放送されることに、中嶋氏は「当然、フジテレビでも映画やアニメ、ドラマで原作を取り扱わせていただくことがありますが、改めて丁寧にしっかりと原作者さんや出版社さんのご理解が得らえるように対話をしていくことを心掛けていきます」と語っていた。

今期改編のテーマは「一緒に笑えるだけで、しあわせ」。みんなで一緒にフジテレビを見ると、もっと楽しく「笑顔」になれる「共視聴」ナンバー1のテレビ局を目指す。4日現在、ゴールデンで8本、プライムで12本、全日で20本の新番組がスタート。改編率はゴールデンで27.9%、プライムで31.0%、全日で10.2%という数字になっている。

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