[香港 １日 ロイター] - 香港政府が１日発表した１月の小売売上高は前年比０．９％増の３６５億香港ドル（４７億米ドル）だった。観光部門が引き続き改善し、１４カ月連続の増加となった。
１２月は７．８％増、１１月は１５．９％増、１０月は５．８％増だった。
政府報道官は、「入境者の増加と一段の対応能力強化、大規模イベントの主催が小売業界に追い風となるだろう」と指摘。政府の消費促進策も支援材料になるだろうと述べた。
１月は数量ベースで前年比１．２％減少した。２０２２年１２月以来の減少だった。１２月は４．８％増、１１月は１２．４％増、１０月は２．９％増だった
今年の香港経済成長率は２．５─３．５％と予想されている。昨年は３．２％だった。
香港は新型コロナウイルス感染流行からの景気回復に苦戦する一方、財政赤字拡大と経済への逆風にも苦慮している。
