2024年1月の千葉県内の有効求人倍率は0.95倍となり、4か月連続で1倍を下回りました。
有効求人倍率は、職を求める人1人あたりに対し、企業からどれだけの求人があるかを示す、経済指標の一つです。
千葉労働局によりますと、2024年1月の県内の有効求人倍率は0.95倍となり、前の月からは0.03ポイント減少しました。有効求人倍率が1倍を下回るのは4か月連続です。
産業別に見ると、11に区分された産業のうち「宿泊業・飲食サービス業」が2023年の同じ月と比べて5割ほどの減少と最も減ったほか、卸売業・小売業、建設業など、合わせて7つの業種で減少する結果となりました。
千葉労働局は「すべての産業で人手不足感がある一方、原材料費の高騰など経済的な背景が影響し、企業の人材募集に繋がりにくくなっている」と分析していて、基調判断については「持ち直しの動きに弱さが見られる」に据え置いています。