札幌の写真館が体験会 モノクロ銀塩写真の魅力伝えたい

現在触れる機会が少なくなったモノクロ銀塩写真。その魅力を多くの人に知ってもらおうと、モノクロ写真の撮影・現像の無料体験を実施している札幌の写真館を取材しました。

札幌・西区にある写真館「原スタジオ」。1979年に創業し七五三や家族写真などの撮影を行っています。

社長でカメラマンの原一友さん。原さん1979は、大判カメラやモノクロ写真の技術者でもあります。

原さん「これが私が大好きなカメラなんですよ。なんとかこれを使いたいなと。日本では写真用フィルムなどの生産が減少し、印画紙に光を当てて画像を浮き上がらせる銀塩写真を扱う店も少なくなりました」。

銀塩写真はデジタル写真と異なり、深みのある色合いに仕上がるとされています。

原さん「カラー写真は色が入っているおかげで見た目通りだが、印象的という点ではモノクロも負けていない。シンプルで想像力を掻き立てる部分やアート性がある部分が魅力的」。

そこで、原さんが去年9月から始めたのがモノクロ銀塩写真の無料体験です。写真館には暗室を完備していて、撮影から現像、プリントまでの全ての工程の体験ができます。家族単位での体験を呼び掛けていて、今後も毎月行う予定です。

原さん「スマホや簡単にカメラで撮るのとは違って、一発勝負みたいなシャッターの切り方は独特なもの。その一発にかけるという気合を感じてもらえれば」。

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