利尻と島牧 バックカントリー滑走中に雪崩 2人死亡

道内できのう、雪山をスキーやスノーボード、スノーモービルで滑走中に、雪崩に巻き込まれる事故が相次ぎ、2人が死亡しました。

道北の利尻富士町の利尻山では、登山ツアーに参加していた男女8人のうち、7人が雪崩に巻き込まれ、このうち帯広市のパート従業員、中島真理子さん(44)が死亡しました。

また、ガイドの20代男性1人が足の骨を折る重傷、40代の女性2人が軽傷を負いました。

8人は自然の中を滑走する「バックカントリー」中に事故に遭ったとみられ、警察は安全管理が不十分だった可能性もあるとみて、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べるとともに、死亡した中島さんの死因の特定を急いでいます。

また、後志の島牧村の東狩場山では、スノーモービルで走行していた八雲町の会社員、藤田尚斗さん(28)が死亡しました。

警察によりますと、山頂付近から滑走している途中に事故に巻き込まれたということです。

道内では去年11月から先月下旬までにバックカントリーでの遭難事故が28件発生しています。

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