中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

2月28日、茶則(茶さじ)の木地に布を張る郝冠雄さん。

 【新華社荊州3月4日】中国湖北省荊州市の伝統的な漆塗り技法「楚式漆器髹飾(きゅうしょく)技法」を受け継ぎ、現代的なデザインの作品を生み出す若き職人がいる。同省出身で1992年生まれの郝冠雄(かく・かんゆう)さん。幼い頃から手工芸や絵画に夢中になり、工芸美術の大家、劉比建(りゅう・ひけん)氏に師事、十数年にわたり漆工芸の仕事に従事してきた。ここ数年は湖南省長沙市望城区の丁字湾街道で漆器制作と漆工芸の普及活動などに携わっている。

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

郝冠雄さんが制作した漆箱。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

 楚式漆器髹飾技法は春秋戦国時代に確立された。制作過程は緻密かつ複雑で、原木を彫刻して木地をつくり、漆を塗り、絵付けをして美しい製品に仕上げる。同技芸は2011年5月23日、国務院により第3次国家級無形文化遺産代表的項目の拡張リストに登録された。

 郝さんは「数千年にわたって伝わってきた技術を博物館だけにとどめておきたくない。伝統工芸を現代のデザインに取り入れることで、歴史を目に見えるようにすることができるだけでなく、より多くの人に私たちの漆器を実生活の中で使ってもらうことができる」と話している。(長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

郝冠雄さんが制作した漆皿。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

郝冠雄さんが制作した漆芸作品の酒器。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

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郝冠雄さんが制作した漆芸作品の茶則(茶さじ)。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

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郝冠雄さんが制作した漆塗りの種型ペンダント。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

郝冠雄さんが制作した漆塗りの種型ペンダント。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

郝冠雄さんが制作した漆塗りの種型ペンダント。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

郝冠雄さんが制作した漆芸作品。(2月28日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

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2月28日、茶則(茶さじ)の木地を磨く郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

2月28日、生漆(きうるし)を茶則(茶さじ)の木地に浸透させる郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

2月28日、漆を調合する郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

2月28日、茶則(茶さじ)の粗磨きをする郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

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2月28日、茶則(茶さじ)に朱色の漆を塗る郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

2月28日、漆を調合し、漆扇子作りの準備をする郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

中国湖北省伝統の漆塗りを現代に生かす若き職人

2月28日、漆を調合し、漆扇子作りの準備をする郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

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2月28日、漆扇子を制作する郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

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2月28日、漆扇子を制作する郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

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2月28日、漆扇子の扇面を確認する郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

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2月28日、漆扇子を日に干す郝冠雄さん。(長沙=新華社記者/陳思汗)

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