ロシア軍死傷者数、2月最多か 英国防省、1日983人と分析

ウクライナ東部ルガンスク州で、死亡したロシア軍兵士らのひつぎを埋葬するロシア側関係者=2023年5月(ロイター=共同)

 【キーウ共同】英国防省は3日、ウクライナに侵攻するロシア軍の1日当たりの平均死傷者数に関する分析を発表した。今年2月は983人に上り、2022年2月の侵攻開始以降、最多になったという。ロシア軍の死傷者の総数は35万5千人を超えたと推定した。

 英国防省は、ロシア軍が「大規模な消耗戦」を続けていると分析した。

 同省によると、ロシア軍の1日当たりの平均死傷者数は、侵攻開始直後の22年3月は386人。ウクライナ軍が反転攻勢を始めた23年6月は667人となり、ロシア軍が東部戦線で攻勢を強化した同10月は709人、11月は952人、12月は967人と急増した。

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