「私も普通の人間だな」11年前の賞金女王・森田理香子が6年ぶりのツアー復帰戦で本音吐露「日頃の行いが良いのかな。笑」

11年前、栄華を極めた賞金女王が6年ぶりに帰ってきた表舞台を振り返った。

元賞金女王の森田理香子が2月29日に開幕したダイキン・オーキッド・レディース(沖縄・琉球GC)に出場。予想ラウンドを突破し、迎えた最終日(3月3日)は28位からスタート。4バーディー、3ボギーなど「73」。通算1オーバー「289」の36位でフィニッシュし、6年ぶりとなったツアー復帰戦を戦い終えた。

最終9番をバーディーで締めた森田。復帰戦となるツアーだったが、その腕前はまだまだサビ付いていなかった。2日目には13番から4連続バーディーで、通算スコアを一気に2アンダーにアップ。正確無比なパットは健在だった。

結果は36位だが、ツアー復帰戦を4日間フルに戦い抜いたのは、さすがのひと言。森田はツアー終了翌日の4日、自身の公式インスタグラムを更新。復帰戦の想いを綴っている。
森田は推薦出場となった今大会について「6年ぶりの試合は想像以上に疲れました」と本音を漏らし、「試合前から終始緊張していて私も普通の人間だなと感じました」とラウンド中の胸中を吐露。一方で、「ベテラン選手や若手の選手とまわれて、すごく勉強になったし楽しかったです」と久々の試合を楽しめたようだ。

続けて、「この1週間は運も良く神様に助けてもらったなと感じた1週間でした、日頃の行いが良いのかな。笑」とユーモアに記し、「こーやって新しいことに挑戦できるのも周りの方々のおかげ様です。この場をかりて、感謝の気持ちを伝えたいです‼︎」とサポートしてくれたコーチや関係者に謝辞を綴った。

また、ファンからもSNSを中心に多くのコメントをもらっていたことを報告。文面で感謝を伝えると、「また今週も推薦をいただいて出場できます。今回は先週の様にうまくいかないかもしれない、、、一生懸命頑張ります」と、7日から開幕する明治安田レディス(高知・土佐CC)に気持ちを切り替え、前を見据えている。

燃え尽き症候群でツアーを離れていた時期を乗り越え、カムバックしてきた元賞金女王の第2章は、ここからどんなストーリーを描くのか。大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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