パソコンやスマートフォンの復旧費などをだまし取ろうとするサポート詐欺を未然に防いだとして、福島県警喜多方署は2月29日、福島県西会津町のセブン−イレブン西会津野沢店の従業員2人に署長感謝状を贈った。
感謝状を受けたのは高橋勇希さんと佐久間大地さん。同署などによると、2月10日午後2時前、店舗に町内の60代男性から「パソコンの調子が悪く、電子マネーを購入したい」という趣旨の電話があった。電話対応した佐久間さんは詐欺の可能性を疑い、レジ担当の高橋さんに男性が来店したら購入目的を確認するよう情報を共有した。
午後2時ごろに男性が来店。高橋さんが県警から配布された成り済まし詐欺対策シートを見せながら、男性を説得し2万円分の電子マネー購入を中止させ、被害を未然に防いだ。
黒田繁署長から感謝状を受けた2人は「(電子マネーの購入金額が)少額でも積極的に声かけをすることで、詐欺を防ぐことができた」と話した。佐藤正規店長が同席した。
(会津版)