「三春滝桜」Tシャツ制作 町商工会青年部×国際アート&デザイン大学校 部の活動活性化や町のPRに活用

完成したTシャツを手にする佐久間部長(下段左から2人目)と日出山さん(同3人目)

 福島県の三春町商工会青年部は「三春滝桜」をデザインしたオリジナルTシャツを制作した。郡山市の国際アート&デザイン大学校の学生に協力を得て完成させた。幻想的な夜の滝桜はじめ、三春駒をモチーフにしたロゴマークなどがプリントされており、部の活動活性化や町のPRに活用していく。

 同青年部は、コミックイラスト科、コミックマスター科の計35人にデザイン案を依頼。滝桜をモチーフにする、黒のTシャツ使用などを条件にコンテストをし、部員が審査した。最優秀賞に日出山美優さん(1年)の作品を選んだ。

 表彰式は2月28日、郡山市の同校で行われた。佐久間朝敏部長が日出山さんに完成したTシャツと賞状、記念品を贈り、「素晴らしい作品が多く悩むほどだった。イベントや地域貢献活動で着用したい」と話した。郡山市出身の日出山さんは、昨年家族で観賞した夜の滝桜の存在感に圧倒され、その姿を表現したという。日出山さんは「滝桜のように、部の活動も大きく花開くように願います」と思いを語った。斎藤勇二校長も立ち会った。

 青年部はオリジナルTシャツの一般への販売も検討している。

(県南版)

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