当初予算案など集中審議 2月定例県議会 予算委員会始まる/千葉県

当初予算案など集中審議 2月定例県議会 予算委員会始まる/千葉県

 新年度当初予算案などについて集中的に審議する、千葉県議会の予算委員会が3月4日から始まりました。

 4日の予算委員会では、自民党の中村実議員が県の直近の収支状況と貯金にあたる、財政調整基金について質しました。

 熊谷知事は2023年度、全体では減収となる見込みである一方、歳出では収支が改善したため、財政調整基金の取崩しを減額したことを答えました。

 また2024年度末の財政調整基金の残高は、直近5年間の平均残高より多くなる見込みで、熊谷知事は「一定の残高を確保しているが、歳入の確保にしっかりと取り組み、基金の取り崩し額を縮小していきたい」と述べました。

 一方、金属スクラップヤードなどを規制する条例が4月1日に施行されることを踏まえ、事業者に義務付けている事業許可の取得などをどう指導するかも問われました。

 これに対し熊谷知事は年度内に、対象となるすべての事業場を訪問し、条例の規制内容や許可取得の必要性を周知していく方針を示しています。

 なお予算委員会は6日まで開催されます。

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