地域の特産品について深く知り、将来的に魅力あるコラボ商品を生み出せれば、という取り組みです。岡山市の菓子製造会社の社員がきょう(4日)岡山特産の黄ニラとパクチーの生産農家の元を訪れました。
岡山市北区牟佐にある黄ニラとパクチーの畑を訪れたのは、菓子製造業の廣榮堂の社員10人です。
(黄ニラを見て)「おー」
廣榮堂では、創立175周年に向けた事業で、社員が地域に根ざした様々な業種を巡ったあと、最終的にコラボ商品やサービスを生み出すことを目標に掲げています。
きょうは生産農家の植田輝義さんから「農薬をできるだけ使わずに黄ニラとパクチーを栽培していること」などの工夫を聞き、さらに雑草を取り除くといった作業の体験もしました。
参加した社員は生産者の苦労を肌で感じながら、新たな商品やサービスのイメージを膨らませていました。
(廣榮堂の社員)
「パクチーなんかは、あんこに練り込んでみたりという形で使えたらどうかな、と一瞬思った。地元の農作物をしっかりと使った商品を、今後考えていけたらなと思います」
(黄ニラとパクチーの生産農家 植田輝義さん)
「一次産業が厳しい状況の中で、新しい可能性であったり、新しい商品が生み出されたら嬉しい」
廣榮堂の社員はこのあと、味噌などを作る総社市の「まるみ麹本店」にも訪れたということです。