2023年12月10日(日)の開園日を最後に、長らく閉園期間に入っていた国指定重要文化財の「一条恵観山荘」が、2024年3月1日(金)より開園を再開した。
庭園内を散策すると、ところどころに大小さまざまな形の鉢やつくばいに季節の花を浮かべた花手水(はなちょうず)が見られ、また現代数寄屋建築の建物の姿を臨むことができる。
また、その一角には「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」も併設されており、滑川と庭園を眺めながらゆっくりとくつろぐことができる空間となっている。
- 3月~4月の庭園一般公開:水曜日〜日曜日
- かふぇ楊梅亭営業日:土曜日・日曜日のみ
- 開園時間:10:00~16:00(最終入園:15:30)
建物見学は指定日のみ開催となるため要予約。詳しくは下記関連リンクより公式ホームページにて。
一条恵観山荘について
一条恵観山荘(いちじょう えかん さんそう)は、後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観(兼遐・昭良)によって営まれた一条家別邸の離れとして、かつて京都西賀茂に建っていたものだ。
昭和34年(1959年)鎌倉の地に移築され、その際、庭石や枯山水も建物と共に移され、当時と同じように配置された。
その後、昭和39年(1964年)に国の重要文化財に指定されている。
問い合わせ
一般財団法人 一条恵観山荘
- 住所:鎌倉市浄明寺5-1-10
- TEL:0467-53-7900(代表)