ワイン人気が続く中、「自然派ワイン」への関心が高まっています。3日、岡山市で自然派ワインを楽しむイベントが行われました。
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ルネスホールで行われたのは、輸入業者や生産者が用意した約60種類の自然派ワインが味わえるイベント「ヴィノムオカヤマ」です。昼と夜の2回開催され、それぞれ入場者を150人に限定していましたが、どちらも満員になりました。
(ヴィノムオカヤマ 主催者/渡邉隆之さん)
「僕らはそういう(自然派)ワインが、そもそもワインだと思ってるのでもっと知ってほしいと思って始めたのと、あと一番は好きだからですね、そういうワインが」
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自然派ワインとは、無農薬や有機農法で栽培したブドウを用いて酸化防止剤をなるべく使わずに造られたワインのことです。二日酔いしづらく、生産者ごとに個性の違いが出やすいのが特徴とされています。
(客は―)
「おいしいですよね、最高です」
「おいしくって飲みやすいです」
「違いがやっぱりトラディショナルなワインよりも分かりやすい」
「悪酔いしないというか、料理と合わせやすいのかな、飲んだ後の後味や感じが個人的には良かった」
「ジュース感覚で飲めるぐらい、軽く飲めてます」
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大手ワインメーカーによると、国内のワインの消費量は2011年から2021年の10年間で約1.3倍増加しました。特に好調なのが自然派ワインです。
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高松市の酒販店では、店頭に並ぶ自然派ワインは10年前は100種類ほどでしたが、今では約650種類に増えました。全てのワインの約40%に当たります。
(久本酒店 サブマネージャー/山田雪絵さん)
「お料理に合うっていうのもあるんですけど、飲んでいただいたときに『おいしい』としみじみ感じるような味わいとか素朴さとか、生産者の顔が見えるところが1番の(人気の)要因だと思います」
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倉敷市の船穂地区でワインを造る松井さんは、生産者として唯一、イベントに参加しました。
(倉敷市船穂地区でワインを生産/松井一智さん)
「私は(ワインを造り始めて)今2年目なんですけど、お客さんの反応がすごくよくて、たくさんの方に認知されて、飲んでいただいているということも実感して感動しております」
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岡山県では2016年以降、自然派ワインを生産するワイナリーが4つ誕生しました。主催者はこうしたイベントなどを通して、岡山産の自然派ワインの認知が広がることを期待していました。
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(ヴィノムオカヤマ 主催者/渡邉隆之さん)
「地元で誠実に仕事と向き合って、いいワインを造ってる生産者さんがもっと増えたらいいと思いますし、そういうワインが、岡山のみなさんはもちろんですし、全国の食卓に上がるようになればいいなと思います」