クレジットカード&タッチ決済の話題振り返り! 2024年2月のトピックス

2024年2月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。一部、3月発表の話題も取り上げる。

ポイ活で人気だった「TOYOTA Wallet」の1%キャッシュバックが終了

トヨタファイナンシャルサービスは、22年4月1日に開始した「トヨタのポイントアップWキャンペーン」を3月21日以降、順次終了する。「TOYOTA Wallet」の残高キャッシュバックは3月31日までとなり、クレジットカード「TS CUBIC CARD」または「TS CUBIC Pay」からTOYOTA Walletの残高へのチャージに対するTSポイントの付与率は、3月21日または4月6日以降(終了日はクレジットカードの支払日によって異なる)、現行の2.0%から1.0%(TS CUBIC Payのみの場合は0.2%)に引き下げる。

ポイント二重取りで話題になった「TOYOTA Wallet」の常時1.0%の残高キャッシュバックは3月31日で終了

住商アーバン開発が運営するJR辻堂駅北口直結の大規模商業施設「テラスモール湘南」は、3月12日にハウスクレジットカード「テラスモール湘南カード(JCB)」と電子マネーサービス「テラスモール湘南Pay」を開始する。

「テラスモール湘南カード(JCB)」と従来から発行しているポイントカード

施設のリニューアルにあわせ、ポイントカードと連動する独自の決済サービスを開始し、ソフト・ハードの両方から利便性を高める。なお、ハウスクレジットカードは「テラスモール松戸」でも導入済み。

東急電鉄は、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録済みのPASMO/Suicaで東急線に乗車すると、一律3%ポイントを還元する乗車ポイントサービスを4月1日に開始する。

TOKYU POINTは、東急カードが発行するクレジットカード「TOKYU CARD」(提携カード含む)または「TOKYU POINT CARD」の保有者に対して、東急グループのサービスの利用でたまる共通ポイント。3月1日には、登録済みのPASMOで相鉄線に乗車すると「相鉄ポイント」に交換できる「相鉄ポイントマイル」もスタート。首都圏の私鉄各社は自社のクレジットカードと連携した「乗車ポイントサービス」を導入し、ポイントによる顧客還元と他社沿線への転居を防ぐ囲い込みを進めている。

東急電鉄「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」がパワーアップ。「乗車ポイントサービス」は4月1日スタート

また、JR西日本は、23年6月27日にサービスを開始した「Apple PayのICOCA」の利用促進のため、移動生活ナビアプリ「WESTER」とギックスが提供する商業施設・観光事業向けキャンペーンツール「マイグル」を活用した「Apple PayのICOCAなら1,000ポイントがもらえるキャンペーン」を3月4日~5月12日に開催する。先着10万人限定となり、定員に達し次第終了する。

「Apple PayのICOCAなら1,000ポイントがもらえるキャンペーン」

首都圏エリアではSuicaとPASMO、関西エリアではICOCAを保有し、対象の各路線にSuica/PASMO/ICOCAに乗車するとポイントがたまるよう、ウェブサイト(ポイントサービス)に登録しておくとお得だ。「Apple PayのICOCA」を含むモバイルサービスなら事前にスマートフォンだけで発行できるので、首都圏から関西エリア、関西から首都圏エリアに出張や旅行で訪れた場合もポイントをためられるメリットがある。

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