黎智英氏、暴力デモの推進支える

外国勢力との共謀罪に問われた壱伝媒集団の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏の裁判は3月1日、公判36日目に入った。2日付香港各紙によると、陳沛敏・元副社長は黎氏が民主派支持者であり、2019年以前は平和的なデモを主張していたが、19年以降は「非平和的手段に対して理解ある態度をとり、勇武(過激派)と和理非(平和派)の間に区別はない」という考えに同意していたと証言。陳氏は7月1日の立法会議事堂襲撃に対する黎氏の指示から、「黎氏は(改正反対)運動が消滅したり停止したりすることを望まなかった」と理解した。『りんご日報』は19年のストライキ運動の際、一面を白紙にしたが、彼女は「報道機関としてストライキに参加すれば新聞も発行できない」と述べたが、ストライキへの支持を表明するために参加したという。陳氏は「当時、デモ参加者の間には『勇武と和理非に違いはない』というスローガンがあった。そして黎氏も逃亡犯条例の改正反対運動を支持していたため、黎氏もこの考えに同意していた」と証言。彼女も黎氏の考えに従って行動したという。

© HKP