最新統計の月収中央値は2万ドル

特区政府統計処はこのほど「一般世帯調査四半期統計報告書2023年第4四半期」の最新統計を発表した。3月2日の香港メディアによると、2023年第4四半期の雇用者数は約370万人、雇用所得の中央値は2万ドルで、2022年第4四半期の1万9100ドルから900ドル増加した。 男女別に見ると、2023年第4四半期の男性の月収中央値は2万3000ドル、女性は1万6700ドルだった。 労働時間の中央値は44時間となっている。最も収入が多い業種は金融・保険業で月収の中央値は3万5000ドルだが、男女の収入格差が大きく、男性は最高4万ドルであるのに対し、女性は3万1100ドル。次いで、その他の業界で2万3000ドル、3位が輸出入貿易・卸売業で2万2400元、4位が建設業で2万1400元、5位が運輸業・倉庫業・郵便・宅配サービス・情報通信で収は2万500ドル。

統計によると、2023年第4四半期の失業者と不完全雇用者の数はそれぞれ10万5700人、3万7000人だった。季節調整後の失業率は2023年第3四半期の2.8%から2023年第4四半期には2.9%へと若干上昇した。不完全雇用率は2023年第3四半期、第4四半期ともに1.0%にとどまった。 2023年第 4 四半期の域内世帯数は約 271 万世帯、世帯月収中央値は 3 万ドルとなっている。

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