今年も「売り手市場」就職活動が本格スタートで合同会社説明会開催 対面の選考増える

2025年の春に卒業を予定している大学生などを対象にした企業の採用情報の広報が解禁されました。本格的な就職活動のシーズンが始まります。

近藤志保 記者
「会場には企業のブースがずらっと並んでいます。合同企業説明会がスタートしました」

大手就職情報サイトのマイナビが、広島市で開いた合同会社説明会には、4日と5日の2日間で地元の企業など約300社がブースを構えます。

学生
「就活って感じがして楽しいです」
「まだ全然決まっていないんで不安な気持ちです」
「環境コンサルに志望したいっていうのがあります」
「不安です(どんなことがしたいかは)あんまり決まってないです」

マイナビによりますと、2023年に続き、2024年も「売り手市場」の推移になると予想されています。

学生
「スマホで今いろいろ調べられるっていっても、どうしても限界があるので、直接いろんな人の話を生で聞けるっていうのは貴重な機会だと思っています」

2023年までは、説明会ではマスク着用が必須でしたが、この日は一人一人の表情も見えます。コロナ禍で増えたWEBを使った説明会や面接に加えて、対面での選考も増えていくということです。

広島トヨペット 人事部人財開発室 三浦智史 課長
「対面になってやっぱり私たちもやりやすいですし、学生さんも選んでいただく上でそこの企業がどういう感じなのかなっていうのがわかるっていうのは、こう人が増えてきて良かったなっていうのは思っていますね」

マイナビによりますと、ここ数年、企業が学生に接触するタイミングは、早まる傾向があるそうです。

マイナビ 就職情報事業本部 広島営業部 柏木佑一 部長
「就活解禁よりも前に、インターンシップという形で、学生が実際に企業に行って実務体験をしたり、先輩社員の話を聞いてみたりっていうことが多いのかなと思います」

広島の若い力には、地元企業からの期待がかかります。

広島トヨペット 人事部人財開発室 三浦智史 課長
「地元に残っていただいて、地元の活性化を期待したいですね。元気があって、ちゃんと自分の意思を伝えられる子がいいと思います」

あじかん 人事部 小野慶和 課長代理
「弊社の方も広島のメーカーなんですけども、広島の本社なんだけれどもあじかんを通して全国に羽ばたいてもらいたいなというのもあります」

説明会には、2日間で延べ3500人の来場が見込まれています。

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